国内の新型コロナ感染が拡大し、流行の閾値に達している。先週の門急診受診者数は4766人と、前週の2862人から66.5%増加し、6週連続で増加している。また、先週には25人の国内重症例と5人の死亡が新たに報告された。「夏の新型コロナ」が勢いを増している。疾管署は、現時点での感染状況から、今回の流行のピークは8月中下旬に達すると推定している。新型コロナワクチンの無料接種は7月末まで実施されているため、国民には限られた時間を活用しての接種を呼びかけている。
重症例の多くは高齢者や慢性疾患を持つ人々であり、9割以上が今季のワクチンを接種していない。疾管署副署長の曾淑慧(ツェン・シューホエイ)氏は、2025年10月以降、国内で累計161例の新型コロナ重症合併症例が報告されており、うち23例が死亡したと述べた。重症例の多くは65歳以上の高齢者や慢性疾患の既往がある人々であり、92.5%が今季の新型コロナワクチンを未接種である。感染症状は主に上気道に現れ、発熱、咳、喉の痛み、鼻水、全身の倦怠感などが一般的である。直近4週間の国内感染例では、変異株のNB.1.8.1が主流となっている。
曾氏は、今回の流行はオミクロン株第8波にあたると説明。過去にワクチン接種や感染歴がある人々がいるため、8月中下旬の流行ピーク時の門急診受診者数は最大5万人程度と予想され、前年・前々年・3年前の同時期より少ないものの、油断はできないと強調した。
先週の死亡例のうち、南部に住む女性は認知症と神経系疾患の既往があり、最後のワクチン接種は5年前だった。6月下旬に発熱、咳、全身倦怠感の症状が現れ、診療所を受診したが改善せず、7月に病院で腎機能異常、肝数値の上昇、両側肺炎が確認された。入院1週間後に急性呼吸不全による新型コロナ合併症で死亡。急性腎障害と肝不全も併発していた。
曾氏によると、疾管署には現在45万回分の新型コロナワクチン在庫があり、ModernaとNOVAVAXの2種類が提供されている。前回接種から6か月以上経過していれば、2回目の接種が可能である。研究によれば、当季のワクチン接種により、救急・門診受診のリスクが48~50%、入院リスクが53~55%低下するという。
また、現在流行しているNB.1.8.1株は主に上気道症状を引き起こすため、喉の痛みや咳が見られる。夏休み中に子どもたちがサマーキャンプや人混みの多い場所を訪れる際には、自主的にマスク着用を推奨している。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:ニュース
- 製品・サービス:新型コロナワクチン(Moderna) / 新型コロナワクチン(NOVAVAX)