中国大陸方面が制作した『武力統一』を連想させる年度の大作映画『澎湖海戦』は、当初2025年7月25日に中国各地の映画館で公開される予定だった。しかし最近、俗に「龍標」と呼ばれる中国国家映画局の公開許可証を取得できていないことから、公開中止となったとの報道が広がった。

しかし、7月20日夜から、中国国内の各地映画館の微信(ウェイシン)公式アカウントが一斉にこの映画の宣伝を開始し、上映日は変わらないと強調。一連の出来事は『ロジウモン』(真相が不明な状態)に陥っている。

『澎湖海戦』は統一促進の意味合いが非常に強い作品だ。映画は1683年(清・康熙22年)に、康熙帝が施琅に命じて福建水師を率い、台湾を平定した歴史を題材としている。施琅が澎湖で明鄭水師を大破し、最終的に台湾を統一するまでを描く。制作側と公式メディアは、この歴史を現在の両岸関係に直接結びつけており、予告編では「武力で戦争を止める」「平和的な統一」を強調するナラティブを展開している。

映画の監督は、『西遊記の大乱天宮』や『九龍城寨の包囲』を手がけた香港の鄭保瑞氏。主演は、63歳の施琅を演じるベテラン俳優・王学圻と、康熙帝を演じる中国大陸の人気男性アイドルグループTFBOYSのメンバー・易烊千璽である。

『澎湖海戦』は2024年6月に正式に撮影を開始し、2024年12月末に殺青(撮影終了)した。合計6か月間にわたる高強度の撮影が行われた。2025年10月25日の台湾光復80周年に合わせ、中国中央テレビ(CCTV)が『澎湖海戦』の予告編を公開し、「映画による統一促進」を狙った動きが話題となった。

映画の制作開始当初は、中国の国営メディア・中央テレビが報道で後押ししていた。(画面キャプチャ:中央テレビ)

映画は複数回の延期を経て、『龍標』未取得で公開中止の噂が広がる

『澎湖海戦』は当初、2026年の春節に公開される予定だったが、一度延期され、夏休みの公開に変更されていた。しかし、7月25日の公開直前に、『澎湖海戦』が公開中止になったとの報道が相次いだ。

『星島頭條』の報道によると、『澎湖海戦』は「龍標」を取得できず、また宣伝スローガンに両岸関係に関する政治的意図が含まれていたため、公開が難しくなったとされる。報道では、同映画の公式微博(ウェイボー)は6月中旬から更新を停止しており、予約販売も開始されていないなど、異常な動きが指摘されている。

微信公式アカウント『敖廣國漫』はさらに、制作側の同意のもと、『澎湖海戦』が一時的に公開延期され、上映日は改めて発表されると明言した。

中国国家映画局の公式サイトに掲載されている情報では、『澎湖海戦』は撮影許可は得ているが、公開許可の審査結果は確認できない。(画面キャプチャ:中国国家映画局ウェブサイト)

7月25日に公開されるのか?

しかし、『敖廣國漫』はその後、『澎湖海戦』の公開延期に関する情報を非公開にした。また、このアカウントは中国政府の公式アカウントではなく、個人運営のアカウントである。一方で、中国国内の主要映画館は7月20日以降、相次いで『澎湖海戦』は7月25日に予定通り公開されるとの情報を発信し、集団的な情報発信によって公開中止の噂を否定する動きを見せている。

中国メディア『財聞』の報道によると、実際に『澎湖海戦』の制作会社に問い合わせたところ、同社は公開中止に関する情報は受けていないと回答した。

結局、『澎湖海戦』は7月25日に予定通り公開されるのかどうか。現時点では、依然として不透明な状況が続いている。

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  • 出典:PR Times
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