国防部軍備局がRDX(海掃更)炸薬の調達案件において、得標企業の福麦国際が輸出許可を期限内に取得できず、最終的に契約解除と罰則処分を受けた。今回の問題は、もともと室内装修を手掛けていた企業が突然軍需品調達に参入した点にあり、野党の立法委員が以前から疑義を呈していた。国防部長の顧立雄氏は当初これを否定していたが、契約は正式に解除された。

2025年10月20日に公告されたこの入札案件は、敵情威脅への対応として不対称戦力の強化を目的としており、RDX高エネルギー炸薬の調達を公開入札で実施した。福麦国際は2025年12月2日に得標し、同年12月9日に契約を締結した。契約では、得標日から180日以内に「輸出入許可証明書類」を提出することが義務付けられていた。

しかし、福麦国際は期限までに許可を取得できず、2026年6月1日から日割りで契約金額の千分の2が違約金として課せられた。累計で新台幣4275万893元の罰金が発生し、7月6日時点で36日間の遅延が確認され、解約条件を満たしたため、国防部は契約を解除し、4123万元の履行保証金を没収した。さらに、同社は政府調達からの停権処分を受けることになった。

国防部は21日夜の報道発表で、「RDX海掃更」などの火薬原料は国内で生産能力がなく、『政府調達法』に基づき「内購外貨」方式で調達していると説明した。業者の資格要件として「合法設立または登記証明」「営業項目(国際貿易業)」「納税証明」の3項目を定めていたが、専門性や実績の審査は含まれていなかった。

今後については、特別予算や年度予算を活用し、軍備局205工廠での自社生産ラインの拡充を進め、調達リスクを回避する方針を示した。また、今後の調達案件では資格審査と履行監督を強化し、国防安全を確保していくとしている。

国防部は、外部からの武器・弾薬調達が困難な中、実需に応じた適正な調達を継続するとともに、制度の信頼性を高める必要があると強調している。

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  • 出典:PR Times
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