多くの人が退職を迎えるにあたり、労働保険の年金受給方法として「一括受給」か「月額受給」かの選択に迷っている。57歳の男性労働者で、労保加入期間がすでに35年あり、月額保険料は2万8590円の基本給与に基づいて支払ってきた。当初は60歳まで加入を続け、年金方式で受給しても、早期受給による減額が適用されるため、もらえる金額は限られると考え、57歳時点で一括受給を検討していた。しかし、専門家による詳細な試算によると、この2つの選択肢の生涯受給総額には最大186万円の差が生じることが明らかになった。
57歳で一括受給する場合、退保前の3年間の平均月額保険料をもとに計算され、加入年数に応じた基準数が適用される。前15年は1年あたり1基準、16年目以降は1年あたり2基準が加算され、60歳未満では最大45基準までが上限となる。この労働者の場合、2万8590円 × 45基準で、一括受給額は128万6550円となる。
一方、60歳まで加入を続け、加入期間を38年に延ばした場合、年金方式で受給する。ただし、65歳が定年受給年齢のため、60歳での受給は5年早期であり、20%の減額が適用される。年金額の計算式は「平均月額保険料 × 加入年数 × 1.55%」であり、減額後は「2万8590円 × 38年 × 1.55% ×(1-20%)」で、月額1万3472円となる。
この月額受給で一括受給分の128万6550円を回収するには、128万6550円 ÷ 1万3472円 ≒ 96か月、つまり8年かかる。つまり60歳から受給を始めれば、68歳時点で元が取れる計算だ。さらに、平均寿命が80歳まで生きると仮定すれば、68歳以降の12年間で追加で「1万3472円 × 12か月 × 12年」=193万9968円を受け取れる。57歳から60歳までの3年間の保険料負担(月2000円 × 36か月=7万2000円)を差し引いても、差額は186万7968円と、年金方式が大幅に有利になる。つまり、68歳以上生きる見込みがあれば、月額受給の方が圧倒的に得であることがデータで示された。
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- 出典:PR Times
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