不當黨產處理委員會は、台北市木柵区に所在するかつての革命實踐研究院の「中興山莊」用地について、国民党が不當に取得した財産であると認定した。土地はすでに建設会社に移転されていたため、2022年に国民党に対して32億375万円余りの追徵処分を下した。これに対して国民党は行政訴訟を提起し、最高行政裁判所は一審判決を支持し、党産会の上訴を退けた。これにより、全件が確定し、国民党は32億円余りの追徵を免れた。
本件の発端は、葉姓の個人が党産会に陳情したことにある。彼は、父がかつて台北県木柵郷に所有していた複数の土地を、1964年に非自発的に、著しく不当な対価で国民党中央委員会および革命實踐研究院に移転登記したと主張した。その後、国民党はこれらの土地を売買により建設会社に移転登記した。
党産会は公聴会を経て、2022年2月8日に処分を決定。該当土地を国民党の不當取得財産と認定し、第三者に移転済みのため返還不能と判断、他の財産から32億375万8986円を追徵するとした。同日、土地を取得した建設会社も党産会と和解し、国庫に8億1340万円を寄付することで合意した。
しかし、台北高等行政裁判所は審理の結果、党産条例施行時点で当該土地はすでに国民党の所有ではなく、建設会社のものであったと指摘した。党産条例を適用し価額を追徵するには、国民党が土地を「無償」または「著しく不当な対価」で取得したことを明確に立証しなければならないと判示した。
裁判所は、当時の葉姓個人の父と国民党との間の土地売買契約書から、国民党が意図的に価格を圧縮したとは認めがたいと判断。また、党産会の処分では、土地取得が「無償」または「著しく不当な対価」であった根拠が具体的に示されておらず、仮に不当対価であったとしても、当初支払った対価を控除していない点も問題とした。
このため、台北高裁は党産会の処分が理由不十分であり、適法性に欠けると判断し、処分の取消しを命じた。党産会はこれに不服を申し立て上訴したが、最高行政裁判所は上訴を退け、国民党の勝訴が確定した。
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- 出典:PR Times
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