台湾の俳優・王凱(本名・王建隆)さんが26日、自宅で亡くなったことが伝えられ、43歳での急死に芸能界が震撼している。死因はまだ確定していないが、社会全体の健康への関心が高まっている。
台安病院の心臓内科主治医・林謂文(リン・ウェイウェン)氏は、若い男性に突然死が多い理由について、「心因性突然死」が最も多く、その背景には心筋梗塞などの心血管疾患があると指摘する。アメリカの研究では、36歳での突然死の80%が冠動脈狭窄を伴っていたという。
年齢別では、18~39歳が突然死の43%を占め、40~59歳が39%。ポルトガルの研究では、36~37歳の突然死のうち男性が92.5%を占め、女性は7.5%にとどまるなど、性差が非常に大きい。
林氏は、高血圧・高脂血症・高血糖の「三高」が若年層に広がっていることが原因だと説明。仕事のストレスや長時間労働、代謝異常がリスクを高めている。一方、若い女性はエストロゲンの保護作用により、心血管疾患の発症率が低い。
三軍総病院の洪元(ホン・ユエン)医師は、「心因性突然死」とは、既知の致死疾患がない人が突然心停止し、発症後1時間以内に死亡することと定義している。アメリカでは年間約30万人がこれで死亡しており、成人の発生率は約1,000人に1人。
直接の原因は心室頻拍や心室細動などの致死性不整脈。80%の患者は冠動脈疾患や心筋症、先天性心疾患などの構造的心疾患を有している。非構造的要因としては、遺伝的チャネルパチー、ブルーガダ症候群、WPW症候群などがあり、家族歴や不明な失神歴がある場合に注意が必要。
運動が突然死を誘発するかについては、洪医師は「適度な運動は血小板凝集を抑制し、心血管を保護する」と説明。一方で、過度の運動は血小板を活性化し、心室壁の負担を増やす可能性がある。
ただし、過度に心配する必要はない。アメリカの研究では、若者が運動中に突然死する確率は約20万分の1と極めて低く、67%の突然死は非運動時、つまり安静時に発生している。適度な運動と定期的な心血管検診が最も効果的な予防策である。
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- 出典:PR Times
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