嘉義観光に新たな大型観光地が登場した。光禹国際が開発した「芯浪国際スケートボード・サーフィンパーク」が、二十七日に嘉義県太保市で正式にオープンした。園区は故宮南院に隣接しており、AI制御による造波システムと国際基準のスケートボード施設を組み合わせた、アジアで唯一の水陸両用テーマパークとして注目されている。この施設は、親子層、学生の校外学習、そして科技産業の従業員とその家族を主なターゲットとし、観光客を「日帰り」から「宿泊型」へと誘導することを目指している。
最大の特徴は、AIによる精密な造波技術である。このシステムは、ユーザーのニーズに応じて波の高さ、形状、発生頻度を調整でき、潮汐や天候の影響を受けないため、初心者でも安心して体験でき、プロの選手がトレーニングを行うことも可能だ。園内には11本のウォータースライダーがあり、8メートルの複合型スライダー、カヤック用コース、親子向けの水遊びエリアを備えている。また、浅いプール、水中個室、浮遊ベッド、リラクゼーションテラスなども設置され、幅広い年齢層が楽しめる構成となっている。
飲食面では「芯光食集」というフードコートとスタイリッシュなフードトラックが設置され、来場者の食事ニーズに対応している。さらに、隣接する羊角アートビレッジ内の「咩咩上樹もふもふパーク」と連携しており、水遊びの後も羊、アルパカ、カピバラなどの動物と触れ合えるため、一連の親子向け体験が完結する「ワンストップ型」の観光モデルを実現している。
教育面でも注力しており、従来の機械式アトラクション中心の校外学習とは一線を画し、スケートボードやサーフィンの体験型授業、専門インストラクターによるレッスンを提供することで、運動、教育、レジャーの融合を図っている。また、台積電をはじめとする科技企業の嘉義進出に伴い、技術者とその家族という新たな消費層の形成が進んでおり、園区は団体利用、会員制プラン、企業向け貸切イベント、プールサイドの音楽イベントやDJパフォーマンスなどを通じて、若年層のリピーター獲得を目指している。
光禹国際の字維新董事長は、「芯浪は一過性のイベントではなく、長期的に運営されるレジャースペースである」と強調。AIによる造波は運営の安定性を確保し、水陸両用の設計により、季節や客層に応じた柔軟な運用が可能になると説明している。繁忙期には家族層や一般観光客を、閑散期には団体や会員、企業イベントで収益を支える戦略を展開する。
字董事長はまた、「嘉義には阿里山や故宮南院など多くの観光資源があるが、これまでの観光は単発の訪問や日帰りが中心だった」と指摘。芯浪が故宮南院の来場者を引き継ぎ、親子向けの宿泊型観光へと発展させることで、周辺の宿泊、飲食、交通などの関連産業も活性化させると期待を寄せている。
嘉義県の翁章梁県長も、「嘉義は農業の高付加価値化や科技産業の誘致を通じて、サービス産業の整備が求められている。科技企業の進出により、人材とその家族が流入しており、それに見合ったレジャースペースが必要だ。芯浪の開業は、大型レクリエーション施設の空白を埋めるだけでなく、外流していた消費を嘉義に留める新たな文化観光のソフトパワーとなる」と評価している。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:イベント
- 製品・サービス:AI造浪システム / 水陸両用テーマパーク