行政院が近日中に高鉄延伸宜蘭案を承認した。これに対して、前政務委員の張景森氏は「4000億円の予算を使って無用な盲腸高鉄を建設する」と激しく批判し、一時は退党を表明するに至った。この過激な発言は、民進党支持者の間でも議論を呼んでいる。

これに対し、元民進党幕僚の周奕成氏はフェイスブック上で張景森氏の主張を支持する投稿を行い、逆風に立ち向かっている。彼は、行政院が政策目標と手段を混同しており、「4つの90分」という目標を高鉄延伸の免罪符として使い、代替案との実質的な比較を回避していると指摘。再検討が必要だと訴えている。

行政院が近日中に高鉄延伸宜蘭案を承認した。総事業費は3521億円で、2029年に着工し、2036年の完成が予定されている。南港から宜蘭までの所要時間は20分になる見込みだ。これに対して、張景森氏は先日、フェイスブックで「地方選挙のための目玉政策として、4000億円近い予算を投じて使えない盲腸高鉄を建設しようとしている」と批判し、退党をほのめかした。

行政院が政策目標と手段を混同 「台北から花蓮まで90分」は高鉄だけではない

周奕成氏は、自身が張景森氏の主張を支持しており、行政院が高鉄延伸宜蘭の決定を見直すべきだと述べている。全国的な総合計画の観点から見ると、行政院が掲げる「4つの90分」というマクロな論点があるが、たとえこの目標を受け入れたとしても、高鉄の延伸が唯一の手段ではないと指摘する。直通鉄道の整備やスピードアップでも「4つの90分」は達成可能だと強調している。

周奕成氏は、行政院が「高鉄延伸宜蘭」を「4つの90分で結ぶ環島効率的鉄道網」というビジョンの一部として包装していると指摘する。このビジョンには、台北~高雄90分、高雄~台東90分、台東~花蓮90分、花蓮~台北90分が含まれる。このうち「花蓮~台北90分」が、高鉄延伸宜蘭の正当性の根拠として使われている。しかし、たとえ「4つの90分」という目標を受け入れたとしても、「台北~花蓮90分」を達成する手段は高鉄の延伸だけではないと強調している。

台鉄の截彎取直で「費用は三分の二削減」 台北~花蓮70分で到着、高鉄より速い

周奕成氏は、張景森氏が指摘した内容として、游錫堃氏が行政院長を務めていた時期に、東西間の鉄道分担がすでに方向付けられていたと述べる。すなわち、西部は高鉄が担い、東部は台鉄のスピードアップによって改善すべきであるという方針だ。具体的には、台北~宜蘭間を截彎取直し、踏切を撤去(高架化)し、構造上、国際標準の広軌(ワイドゲージ)を予約することで、鉄道の運行速度を時速160km以上に引き上げる。これにより、台北~花蓮間の所要時間は70~80分に短縮できる見込みで、現在の計画よりも90分より速くなる。費用は高鉄計画の三分の一から二分の一程度で済むという。

周奕成氏は、つまり「4つの90分」は良い政策目標ではあるが、高鉄工事という手段を必然とするものではないと強調する。目標は「台北~花蓮90分」であり、それを高鉄で達成するか、台鉄のスピードアップで達成するかは、手段の選択の問題である。行政院は目標と手段を混同し、「4つの90分」を高鉄延伸宜蘭の免罪符として使い、代替案との実質的な比較を回避していると批判している。

さらに注目すべきは、交通部自身の説明にも微妙な変化が生じている点だ。張景森氏は、「最近では交通部でさえ、高鉄が宜蘭の交通問題を解決できると強く主張しなくなっている」と指摘。代わりに「4つの90分環島効率的鉄道網」の一環であると説明を変更している。この論述戦略の変化は、高鉄延伸宜蘭が「北宜間の交通問題を解決する」という当初の目的では不十分であるため、政策の根拠を変更せざるを得ないことを示している。再検討は必要不可欠だと述べている。

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  • 出典:PR Times
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