一聲の鼓音が、千年の石壁を越えて、世界に再び台湾の声を届けます。文化部が推進する「2026ヨーロッパ台湾文化年」に呼応し、優人神鼓は今年もヨーロッパ巡演の旅に出ます。イタリア、オーストリア、チェコ、ドイツを巡り、代表作『金剛心』『入夜山嵐』、そして静心雲脚「Mindful Walk」を通じて、古代劇場と文化都市の間で、東と西の身体による対話を展開します。
これは単なる海外公演ではなく、山林から世界へ向かう文化の修行そのものです。鼓手たちは呼吸で心身を落ち着け、歩みで大地を測り、鼓音で言語を超えていきます。ヨーロッパの観客は、公演や歩行、静心を通じて、台湾のパフォーミングアーツが持つ深く内省的な生命力を感じ取ることができるでしょう。
鼓音が千年の劇場に響く 古代の石壁が再び鼓動する
『金剛心』は8月5日から6日にかけて、2000年以上の歴史を持つイタリアのセジェスタ古代劇場で、セジェスタフェスティバルに登場します。古代ギリシャ式の劇場は山肌に造られ、舞台は広大な谷を見下ろしています。優人神鼓は、打鼓、武術、身体の律動を通じて、力強さ、静けさ、気づきについてのパフォーマンスを、歴史的遺跡の中で展開します。
優人神鼓は昨年、初めてヨーロッパを巡演し、ローマ、カターニア、アテネ、パリ、ソフィアを訪れました。カターニアの古代ローマ劇場で公演を観た観客は、『優人たちは古い石に新しい魂を吹き込んだ』と感動の声を寄せました。この言葉を超えたフィードバックが、イタリアのチームによるドキュメンタリー制作のきっかけとなりました。優人神鼓のヨーロッパでの創作の軌跡を記録するものです。
山嵐がパリからヨーロッパへ 静寂の中に心の反響が聞こえる
昨年、パリのブランリー美術館で国際初演を果たし、4公演すべてが完売となった『入夜山嵐』は、今年もウィーン、プラハ、ドレスデンといった文化都市へと旅立ちます。作品は山林が夜を迎える前後の気配をインスピレーションとし、鼓音、身体、静寂が交錯する中で、観客を霧のようにゆっくりと流れる舞台の時間空間へと誘います。
熱く奔放な鼓楽とは対照的に、『入夜山嵐』は内なる旅のような作品です。舞踏者は光と影の間を移動し、鼓音は時として谷の反響のように遠く、時として心臓の鼓動のように近く聞こえます。観客は舞台を見つめながら、自分の呼吸の音を再び聞き取ることができるでしょう。
ウィーンの街を歩く 一歩一歩が身体の修行
優人神鼓は今年、ウィーンで初めて「Mindful Walk」静心雲脚を開催します。地元の人々を招待し、歩行、静心、鼓音を通じて、30年以上にわたって積み重ねてきた身体の修行と生命の美学を共に体験します。
静心雲脚は一般的な街歩きガイドではありません。歩みを緩め、呼吸を整え、歩く中で大地と自分の状態を感じ取ることを重視します。台湾から来た修行法がウィーンの街に溶け込むとき、都市はもはや観光の背景ではなく、屋根のない劇場となります。参加者は観客から、文化交流の一部へと変容するのです。
舞台の外でも出会える 芸術が言語を超えて理解へ
劇場公演に加え、巡演期間中には上演後の座談会、ワークショップ、静心雲脚などの交流イベントも開催されます。これにより、ヨーロッパの観客は舞台の下で作品を鑑賞するだけでなく、身体を動かして参加することで、優人神鼓が伝える東洋の心身文化をより深く理解できるようになります。
優人神鼓は、芸術は舞台の上のパフォーマンスにとどまらず、言語、文化、人生経験を超えた深い交流であると信じています。鼓音が古代劇場、美術館、都市の街路で響くとき、台湾の文化は騒がしくないけれども確かな姿勢で、より多くの人々の耳と目に届くようになります。
優人神鼓は、文化部、外交部が台湾文化の世界発信を続けていることに感謝し、緯創資通、長榮航空、全漢企業などの企業パートナー、そして長年にわたりチームを支えてくれた友人たちに感謝を伝えます。一つひとつの支援が、台湾の山林から生まれた鼓音が海を越えて、世界の舞台で響き続ける力となっています。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:イベント
- 製品・サービス:Mindful Walk / ワークショップ