台湾の水道・電気設備業界では、人手不足が深刻化しており、多くの企業が高給を提示しても若者の入職・定着が難しい状況が続いている。特に水道・電気工事分野では、技術者の高齢化と若者の離職により、深刻な人材断層が生じている。 ある若手経営者は、自身が継ぐ予定の家族経営の水道・電気会社について、学徒の初任給を日給1600元(約3800円)からとし、月6日休日を考慮すると実質月収3万8000元以上になると明かした。昼食や飲み物の提供に加え、2時間以上の残業には半日分の手当が支給される。 年間ボーナスは、春節に2か月分、工事完了ごとに追加で2か月分が支給され、最大で年4か月分となる。また、半期ごとに昇給のチャンスがあり、働き続ければ給与は着実に上昇する仕組みだ。 経営者は、2~3年経験を積めば月給6万円以上を達成するのは難しくなく、多くの熟練技術者は年収100万元以上を実現していると語る。中には年収200万円を超える者もいるという。 しかし、作業環境の過酷さも指摘される。夏場は高温の現場で長時間作業し、粉塵や危険が伴うため、「命を削って稼いでいる」との声もある。また、休日が不規則で、家族との時間も取りにくいという課題もある。 若者が離職する主な理由として、過酷な労働環境に加え、一部の職人文化における硬直的な師弟関係や、教育方法の非効率性が挙げられる。また、他の業種と比較して、2~3年の育成期間という時間的コストが高く感じられる点も、若者の参入をためらわせる要因となっている。 香港では、熟練水道・電気技術者の給与が台湾よりもはるかに高いことから、台湾の現行報酬が労力とリスクに見合っていないとの指摘もある。 ネット上では、「給与よりも働きやすさが重要」との声が多数寄せられており、待遇改善だけでなく、業界全体の働き方改革が求められている。

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  • 出典:PR Times
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