炎天下の暑さが続く中、多くの家庭ではほぼ終日冷房を運転しています。しかし、短時間外出する場合、冷房をそのままつけておくべきか、それとも電源を切るべきか迷う人も多いでしょう。あるネットユーザーがDcardで「2026年版冷房省電攻略」と題して、「外出3時間の間、冷房を切るべきか」と質問しました。これに対して、変頻冷房は再起動時に電力を多く消費するため、むしろ運転を続けた方が効率的だという意見と、誰もいない部屋に数時間も冷房をかけるのは電気代の無駄だという意見に分かれています。

この疑問に対して、台電は明確なアドバイスを示しました。参考になる基準は3時間ではなく、30分であると説明しています。台電が『通電相談室』の「酷暑大作戦 居家省電小撇步」で紹介した内容によると、変頻冷房の場合、外出時間が30分未満であれば、運転を続けたままにして電源を切る必要はないとしています。理由は、室温が設定温度に達すると、圧縮機が低周波で運転を続けるため、消費電力が比較的低くなるからです。一方で、頻繁に電源のオンオフを繰り返すと、再起動時に高負荷運転が必要となり、かえって電力を消費する可能性があるためです。

ただし、3時間以上外出する場合は、「短時間外出」とはみなされず、冷房を切ることを推奨しています。冷房を終日運転すれば必ず節電になるという誤解を避けましょう。

また、冷房の消費電力はオンオフのタイミングだけでなく、住宅の条件にも大きく影響されます。冷房の機種、部屋の広さ、建物の断熱性能、階層、西日が当たるかどうかなどが要因として挙げられます。特に西日が当たる住宅は午後から熱がこもりやすいため、帰宅後に冷房を再起動しても降温に時間がかかるものの、数時間も冷房を空回しするのはコスト面で効率的ではありません。

外出前にカーテンや遮熱カーテン、ブラインドを閉め、窓やドアをしっかり閉めて室内の熱吸収を防ぐことで、帰宅後の冷房負担を軽減できます。また、高齢者や乳幼児、ペットなど、温度変化に敏感な家族がいる場合は、健康と安全を最優先にし、電気代の節約だけを基準に判断しないようにしましょう。

さらに台電は、冷房の省電テクニックとして以下の3点を紹介しています。まず、冷房の温度を26~28度に設定すること。温度を1度上げるだけで、約6%の空調電力が節約できます。次に、サーキュレーターや扇風機と併用することで、冷気の循環が促進され、冷房効率が向上します。最後に、冷房のフィルターは2~3週間に1回の頻度で清掃すること。ホコリがたまると放熱効率が下がり、無駄な電力消費につながるため、定期的なメンテナンスが重要です。

出典:『台電』 責任編集/蔡惠芯

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