大林慈済病院の消化器内科医師、曾志偉氏は、内視鏡を使ってコーラを注入することで、患者の胃糞石を成功裏に溶かした。曾医師によると、直接飲んでも3~4割程度の効果しかないが、胃糞石が小さくなった場合、小腸に移動して腸閉塞を引き起こす可能性があり、より深刻な問題につながる恐れがある。

曾志偉医師は最近、嘉義に住む86歳の男性患者の症例を発表した。この患者は胃に約4センチメートルの胃糞石があり、胃潰瘍による出血を起こしていた。従来の手術ではリスクが高いため、微小侵襲の内視鏡治療を採用。250ミリリットルのコーラを糞石内部に直接注入した。コーラの酸性(pH値2.6)と放出される二酸化炭素の気泡により、糞石の構造が徐々に崩れ、体外へ排出された。

この治療法に興味を持った人々から、「飲むだけでも治療できるのか」という問い合わせが相次いでいる。曾医師は中央社の記者に対し、飲み込む方法では効果は3~4割程度にとどまると説明。さらに、胃糞石が小さくなっても小腸に入り込み、腸閉塞を引き起こす可能性があるため、問題がより深刻になる恐れがあると警告した。一方、内視鏡でコーラを注入する方法であれば、糞石の崩壊状況をリアルタイムで確認でき、小さくなった塊を内視鏡で即座に取り出すことも可能。効果は9割に達し、より安全な治療法であると述べた。

曾医師は、コーラは糖分が多く、高炭酸飲料であるため、過剰に摂取すると胃酸の過剰分泌や胃粘膜の刺激につながる可能性があると指摘。糖尿病患者は血糖値の管理にも注意が必要だと強調した。ノンカロリーのコーラを飲んでも、糖分やカロリーは抑えられるが、それでも胃腸への不快感は避けられないとして、患者自身がコーラを飲んで治療することを推奨しないと述べた。

曾医師によれば、胃糞石は高齢者、長期臥床者、脳卒中や認知症、胃の蠕動機能が低下している人々に多く見られる。こうした人々が食物繊維の多い食品を摂取した後、消化が不十分なまま凝固して塊となり、硬い糞石が形成される。これが胃潰瘍や胃穿孔、さらには腸閉塞といった重篤な合併症を引き起こす可能性がある。

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  • 出典:PR Times
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