技術の進化に伴い、人工知能(AI)がさまざまな業界に急速に浸透しています。NVIDIAのCEOである黄仁勳氏は、配管工や電気工、建築職人といった技術職が将来、高収入を得られる産業になると指摘しました。これにより、転職を考える人々が増えています。しかし、花蓮の水電工事業を営むある店主がThreadsに投稿したところ、実際の水道・電気工事の仕事は想像以上に難しく、技術的な操作スキルよりも、長年にわたる現場経験が最も重要であると強調しています。

AIの波がインフラ整備を推進しており、黄仁勳氏は、世界が「人類史上最大規模のインフラ建設」の始まりにあると述べました。特に、Z世代の若者たちがAIの台頭によって多くの職種が自動化される中で就職難に直面する一方で、大手テクノロジー企業がデータセンターの建設を加速させていることから、今後10年間で世界的な資本支出が7兆ドルに達する見込みです。

黄仁勳氏は、半導体やコンピュータ、AI工場の建設に必要な実務スキルを持つ人材が不足していると指摘。大学の学位が不要で、年収10万ドル(約330万円)を超える職種が多数存在すると述べました。マッキンゼーの報告書によると、アメリカだけで2023年から2030年の間に、13万人の熟練電気工、24万人の建設作業員、15万人の建設監督官が必要になるとされています。

黄仁勳氏は、スイス・ダボスで開催された世界経済フォーラム(WEF)で、このインフラ建設ブームによって生まれる職業は、配管工、電気工、建設作業員、鉄骨工に集中すると説明しました。彼は、「誰もが豊かな生活を送れるべきだ。そのためにはコンピュータサイエンスの博士号は必要ない」と強調。多くの職種が高収入でありながら、大学進学を必須としない点に注目しています。

こうした発言を受け、多くの人々が水道・電気工事の職業に興味を持つようになりました。しかし、実際に水電工として働いているあるユーザーは、黄仁勳氏の発言後、数本の動画を見ただけ、数回の講座を受けただけで「水電工は簡単」と勘違いする人が増えていると指摘。現場では教科書に載っていないような状況が頻繁に発生し、その対応力こそが真のプロフェッショナリズムだと述べています。

彼によれば、水電工の仕事は単にパイプを交換したり、電線を接続したりするだけではなく、建物の状態や細部の違いによって施工方法が大きく変わるため、経験が最も重要です。特に、教科書では学べないような特殊な状況に直面したときに、問題を的確に解決できるかどうかが、職人の真価を問われる瞬間です。そのため、10年から20年以上の現場経験を持つベテラン職人の持つ「経験の蓄積」こそが、最も価値があり、AIや自動化でも代替できない専門性であると強調しています。

この投稿に対して、他のユーザーたちも共感を示しており、「水電工の知識が深まるほど、むしろ怖くなる。細かい要素が多すぎる」「水と電気に詳しいほど、逆に敬意を持つようになる。同業者で命を落とした人も多い。入門前にまず畏怖の念を持つべきだ」「同感です。私は別の業界から転職し、20年学んでもまだ知らない問題がたくさんあります。学びは尽きません」といった声が寄せられています。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:調査
  • 関連組織:NVIDIA / McKinsey & Company
  • 原文内の日付2023年から2030年 / ダボス会議(時期不明)