中央気象署は最新の台風情報を発表し、フィリピン東方の海上にある熱帯性低気圧が、今(2日)夜から明日(3日)の未明にかけて、今年第21号台風「くじら」として発生する可能性があると明らかにしました。しかし、大気環境が発達を妨げるため、4日(火)には再び熱帯性低気圧に弱まり、「しらうと」の環流に吸収されると予想されています。
明日の天気/2つの台風の最新動向!「くじら」は今夜中にも発生、「しらうと」は琉球へ接近。8月8日から台湾は豪雨に警戒が必要です。
気象署のデータによると、「しらうと」は本日午後、中型台風に弱まり、中心は台北の東約3,120キロの海上にあり、時速22キロで西北西へ進んでいます。7級の暴風半径は320キロと広範囲にわたり、その環流は非常に広大です。
気象署予報官の劉沛滕(リュウ・パイテン)氏は、「くじら」の寿命は短く、4日(火)には熱帯性低気圧に戻り、その水蒸気は「しらうと」の環流に取り込まれると説明しました。
「しらうと」の今後の進路については、各国の予測モデルで6日までは琉球諸島へ向かって安定して進むとされていますが、6日以降に2つの大きな分岐が見られます。
1つは西へ進み、台湾北部の海域を通過するルート。これは台湾への影響が大きくなる可能性があります。
もう1つは、太平洋高気圧が弱まった場合、進行速度が遅くなり、北寄りに向きを変えて韓国方面へ進むルートです。
気象署は、後者の進路には不確実性があるとして、台風警報の発令の有無については今後も継続して観測する必要があると強調しています。
「しらうと」台風の進路予測図。(図/気象署提供)
1週間の天気傾向:8月4日から湿った空気が増加。8月8日から9日にかけて最も激しい雨。北部山地は豪雨に警戒
今後1週間の台湾の天気は、台風の外側の雲系と環流の影響を受ける見込みです。気象署が発表した降雨の傾向と時期は以下の通りです。
・月曜日から火曜日(8月3日~4日):各地とも曇りから晴れ。気温は高く、大台北、桃園・新竹、彰化、雲林、台南・高雄・屏東、花蓮などでは36度以上の高温に注意が必要です。
・火曜日から木曜日(8月4日~6日):湿った空気が徐々に増加。風向きは北風から西北西風へと変わり、風上側の北部・東北部では局地的な短時間の雨が降る。山地では局地的な大雨に注意。6日未明から午前中にかけて、中南部でも局地的な短時間の雨が降る可能性があります。
・金曜日(8月7日):台風の外側の雲系が接近。北部では局地的な短時間の雨、中南部では散発的な短時間の雨。各地の最高気温は雨の影響でやや下がる見込みです。
・土曜日から日曜日(8月8日~9日):台風とその外側の環流の影響が最も強くなる時期。北部地域と中部山地では局地的な大雨が予想され、北部山地では局地的な豪雨が発生する恐れがあります。
また、気象署は台風の沈降気流の影響により、木曜日・金曜日(6日・7日)には宜蘭、土曜日(8日)には花東地区で焚風が発生する可能性があるとして、注意を呼びかけています。
長浪警報の範囲拡大!8月4日から基隆北海岸・東部で長浪が発生
広範囲な台風の環流の影響で、沿岸部の長浪の範囲は日ごとに拡大します。
・8月4日から:基隆北海岸、東部(蘭嶼・緑島を含む)、恒春半島の沿岸で長浪が発生。
・8月6日から:馬祖地域でも長浪の影響が現れる。
・8月8日から:中部以北の沿岸部と澎湖の沿岸部にも長浪が広がる。海辺での活動には十分な注意が必要です。
今後1週間の降雨傾向。(図/気象署提供)
項目/時間 気象動向と具体的な影響
台風「くじら」 今夜から明け方にかけて発生の可能性。発達環境が悪く、4日には弱まり、「しらうと」に吸収される。
中型台風「しらうと」 7級の暴風半径320キロ。6日までは琉球方面へ進むが、その後の進路は西へ台湾接近か、北へ韓国方面へかで分岐。
8月4日~6日 北部・東北部に局地的な短時間の雨。山地は大雨に注意。5日から各地の気温はやや低下。
8月8日~9日 台風の外側環流が直撃。北部地域と中部山地で大雨、北部山地では豪雨の可能性。
焚風警戒 6日・7日は宜蘭、8日は花東で焚風の発生に注意。
長浪警報の期間 4日から基隆北海岸・東部・恒春沿岸。6日から馬祖へ拡大。8日から中部以北・澎湖沿岸へさらに拡大。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:ニュース