国立清華大学の校長である高為元氏は、2024年5月に2期目の4年間の任期を開始しました。しかし、そのわずか3日後の5月4日に、ハワイ大学マノア校の学長選考面接のためにアメリカへ渡航したことが明らかになり、「騎驢找馬(今の職を守りながら次の職を探すこと)」ではないかと批判が広がりました。
高為元氏は2022年から清華大学の校長を務め、2024年5月1日に2期目の任期に入りました。任期は2030年4月までです。しかし、再任の数日後にハワイ大学マノア校の学長選考に参加し、最終候補者の一人となりました。最終的には選ばれませんでしたが、この動きが高等教育界で大きな議論を呼びました。
これについて、アメリカ在住の教授である翁達瑞氏はフェイスブックで時系列を整理し、説明を試みました。彼は「騎驢找馬」が間違いなのかと問いかけ、そうではないと答えます。大学学長のような最上位職は、通常他大学からスカウトされるものであり、現職者が次の職を探さなければ、空きポストを埋める人材がいなくなると指摘。つまり、「騎驢找馬」は高等教育界の現実的な慣習だと主張しました。
しかし、高為元氏が批判された理由は、「騎驢找馬」ではなく、「騎驢『牽』馬」、つまり「今の職(驢)を乗りつつ、すでに次の馬を手綱で引いている」状態だったからだと分析します。翁氏によれば、高為元氏は2023年3月19日に清華大学の再任投票を通過し、2024年5月1日に2期目を正式に開始。そして5月4日にハワイ大学での面接を受けました。
ハワイ大学の学長募集プロセスは2024年2月下旬に始まり、ヘッドハンターが高為元氏に連絡。この時点で、清華大学の再任投票はすでに終わっていました。つまり、高為元氏が応募した時点では、まだ正式な再任の契約を受けていなかったため、「騎驢找馬」としては許容範囲内だったと翁氏は評価します。
しかし問題は、清華大学の再任契約を受けた後も、ハワイ大学の選考に参加し続けた点です。翁氏は「驢を乗りつつ、馬も手綱で引く」状態は、職業的忠誠心に疑問を呈される行為だと批判します。もしハワイ大学から内定が出た場合、清華大学の再任投票は無意味になり、逆に断ればハワイ大学が無駄な選考をしたことになる。どちらにしても「笑い話」になると指摘しました。
翁氏は、最終候補者3人の履歴を確認した結果、高為元氏が最も優れた条件を持っていたと述べています。にもかかわらず選ばれなかった理由として、ハワイ大学側が「高為元氏が清華大学の再任をすでに受けている」ことを知り、忠誠心に疑念を抱いたためだと推測しています。
翁氏は結論として、高為元氏が再任を受けた後は、海外の選考から即座に撤退すべきだったと主張。この行動により、今後他の大学から学長職のオファーは来なくなるだろうと予測します。これは高為元氏が「騎驢牽馬」に伴う代償だと評価しました。
さらに、清華大学は「世界的な高等教育市場から排除された校長」を今後4年間も擁立せざるを得なくなると指摘。これは大学にとって大きな損失だと批判します。翁氏は、高為元氏に清華大学とハワイ大学に対して謝罪し、辞任することを勧めています。そうすれば、学問的品格の一部を取り戻し、清華大学にも再出発の機会を与えることができるとしています。辞任は「置之死地而後生」の一手だと述べました。
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- 出典:PR Times
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