台湾株式市場が堅調な理由は、AIの基本面だけでなく、高配当ETFの安値買いが大きく影響しています。上場権価株はETFの重圧を受けており、上場と上櫃のETF保有比率に大きな差があります。この構造は、将来的にETFの解約による「死亡螺旋」リスクをはらんでいます。

台湾株式市場が国際的な下落局面でも堅調な理由は、AIサーバー代工の世界シェアが90%を占める台湾の強みと、高配当ETFの安値買いが主因です。特に、国泰永續高配当(00878)、群益台湾精選高配当(00919)などのETFが、広達(2382)などの成分株を買い支えています。

しかし、このETFの集中保有は、中信金(2891)や広達(2382)などの個別株に対するETFの影響力が過大となり、市場の安定性を脅かすリスクがあります。特に、ETFの解約が相次ぐ場合、これらの株は大幅な売り圧力を受ける可能性があります。

また、市值型ETFの元大台湾50(0050)や主動統一台湾成長(00981A)も、投資家の信頼を得ており、ETFの買い支えが市場を支えています。しかし、ETFの集中保有は、市場の脆弱性を高める要因にもなっています。

今後、ETFの解約リスクや市場の構造的な問題が、台湾株式市場にとって大きな課題となる可能性があります。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:調査
  • 製品・サービス:ETF