2024年の上半期、台湾の出国旅行市場は爆発的な成長を遂げ、総出國者数が初めて1000万人を超えた。

しかし、陸委会は引き続き中国旅行のリスクを公表し、毎週のように連絡が取れなくなった台湾人の統計を発表しているにもかかわらず、交通部観光署のデータによると、中国は台湾人の出国旅行先として第2位を維持しており、上半期の渡航者数は180万人を超えた。

陸委会はこの現象について、台湾ドルの為替変動、株式市場の好調による消費力の向上、そして中国旅行(特にパッケージツアー)の費用が比較的リーズナブルであることが、台湾人が中国を旅行先として選ぶ主な理由だと分析している。

上半期の出国ラッシュ、中国行きは180万人で日本に次ぐ

交通部観光署の最新統計によると、2024年上半期の台湾人の出国旅行の関心は非常に高く、総出國者数は前年同期比で約17%増加した。

人気の旅行先の中で、日本は36.9%のシェアでトップに立っている。中国は17.3%で第2位となり、渡航者数は180万人以上に達した。その後を韓国(10.6%)、香港(8.2%)、ベトナム(5.6%)が続いている。

台湾人が中国旅行を好む背景について、陸委会副主委の梁文傑氏は、2024年は全体的に出国意欲が非常に高い状態にあると指摘。その主な要因として、台湾ドルの為替効果と、台湾株式市場の高値がもたらす資産価値の上昇を挙げた。さらに、日本や韓国と比較して、中国旅行(特に団体旅行)の全体的な費用が比較的安価であることも、多くの人々がコストパフォーマンスを重視して中国を選ぶ理由になっていると説明した。

一般の旅行者は自由選択、公務員の中国渡航は厳格に管理

一般の国民が中国を旅行先として選ぶことについては、陸委会は政府の立場としてリスクを善意で注意喚起しているが、最終的な旅行の判断は個人の自由であるとしている。

しかし、国家の安全と個人の身分のセンシティブさを考慮し、政府は公務員の中国渡航に対して非常に厳しい管理措置を取っており、出発前に法律に従って休暇申請と届け出の登録手続きを完了する必要があると強調している。

梁文傑氏は具体的な事例として、最近内政部の下部機関から通報があり、ある基層の公務員が福建省を旅行中に、中国の国家安全当局に3回にわたって尋問されたと紹介した。この過程で、携帯電話が厳しく検査され、仕事の流れや業務内容について詳細に質問されたという。

陸委会は、中国の国家安全当局は台湾の公務員制度の運営情報に強い関心を持っていると警告し、公務員は身分が基層だからといって油断してはならないと呼びかけている。

台湾人が中国旅行を選ぶ主な要因

政策や経済面の短期的な要因に加えて、台湾人が中国を旅行先として選ぶのには、社会的・文化的な深い背景もある。

- **言語と文化の壁がない**:旅行中に言語の壁がなく、標識や文字、生活習慣が似ており、外国語が苦手な人や自由行動を好む旅行者に適している。 - **文化的な共通性と地理的景観**:中国には豊かな歴史的遺産と壮大な自然景観があり、中高年層やシニア向けの団体旅行客に非常に魅力的である。 - **高いコストパフォーマンスと旅行の利便性**:航空券や現地での消費コストが、日本や韓国、欧米の人気国と比べて競争力があり、さらにフライト時間が短く便数も多いため、時間的・経済的なハードルが大幅に下がっている。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:調査