吸塵器は、効率的にほこりやダニを除去でき、さまざまなノズルに対応できるため、多くの家庭で欠かせない清掃アイテムとなっています。しかし最近、プラグを長時間抜かないことや使い方が誤っていることによって、機器の故障だけでなく、重大な火災につながるケースが報告されています。イギリスに住む主婦が実際に家を失う事故を経験し、「使わない家電のプラグは必ず抜いてください」と訴えています。これに対して、台湾電力公司(台電)も、除濕機やスタンバイ機能を持つ家電については、外出時や使用しないときに電源を確実に切ることを勧めています。正しい使い方を心がけることで、安全な電気の使い方と家電の寿命延長の両立が可能です。
吸塵器はつけていなくても発火? イギリス主婦がプラグを抜かず「家一棟が全焼」
警告:使わない家電はすぐにプラグを抜こう
海外メディア『THE Sun』によると、イギリス・シュロップシャー州テルフォード在住の36歳の主婦タニア・ベネット(Tanya Bennett)さんがTikTokで自身の体験を投稿しました。彼女が外出中に自宅で突然火災が発生。近所の人が消防署に通報してくれたため、本人とペットは無事でしたが、住宅はほぼ全焼し、キッチンだけが奇跡的に残りました。
タニアさんによると、火災当時、吸塵器は使用していませんでしたが、18時間以上ずっと電源プラグが差しっぱなしの状態でした。消防当局の初期調査では、長時間の通電により吸塵器内部で電気系統の故障が起きたことが発火原因とされています。家を失い、ペットは友人の家に預ける羽目になったタニアさんは、悲痛な思いで「吸塵器を長時間プラグに差しっぱなしにしないでください。この事故の被害は計り知れません」と呼びかけています。
家電を使わないときはプラグを抜くべき? ネットで話題の「積汚導電」の隠れた危険
使わない家電のプラグは抜いたほうがいいのか? PTTでこのようなスレッドが立ち、家族がテレビを見終わるたびにすぐプラグを抜くのは本当に節電になるのかと疑問が呈されました。これに対して、ネットユーザーの意見は分かれています。「古い家なら抜いたほうがいい。配線火災が心配だから」「プラグを抜くことで積汚導電を防げる」という声も多数上がっています。
こうした市民の疑問に対して、台電は以下の通り分析とアドバイスを示しています。
・「スタンバイ機能」がある家電は、プラグを抜くと節電になる:時刻表示がある、電源オフでも赤ランプが点灯している、リモコンでいつでもオンオフできる家電は、長期間使わない場合はプラグを抜くことで節電できます。ただし、頻繁な抜き差しがコンセントを傷めるのが気になる場合は、独立したスイッチ付きで過負荷時に自動で電源を切る機能がある延長コードの利用をおすすめします。
・「積汚導電」による火災に注意:家電がオフでも、プラグの電極間にほこりや髪の毛がたまり、湿気を含むと通電する回路ができてしまうことがあります。この現象はブレーカーが落ちないため、気づかないうちに火災につながる危険性があります。そのため、長期不在や旅行前には、必ずプラグを抜くようにしましょう。
頻繁にプラグを抜き差しすべきではない3つの家電:
日本のメディア『FINANCIAL FIELD』は、冷蔵庫、Wi-Fiルーター・セットトップボックス、電子レンジなどは頻繁に電源を切らないほうがよいと注意喚起しています。連続運転が必要なため、電源のオンオフを繰り返すと異常動作や故障の原因になる可能性があるためです。
吸塵器だけじゃない! 台電が除濕機について「外出時・就寝前」は確実に電源を切ってプラグを抜くよう呼びかけ
吸塵器以外にも、除濕機も家庭内の電気安全において特に注意が必要な家電です。台電は公式サイトで、具体的な使用方法とメンテナンスのガイドラインを提示しています。
1、安全マークとリコール情報を確認する:購入時には安全マークを確認し、経済部標準検騻局のウェブサイトでリコール対象の危険な機種かどうかを調べましょう。該当する場合は直ちに使用を中止し、修理に出してください。
2、誰も見ていないときは電源を切る:除濕機は有人のときのみ使用を推奨。就寝時や外出前には、確実に電源を切り、プラグを抜いてください。
3、通風と安全距離を確保する:本体は通風の良い場所に水平に設置し、クローゼットなどの密閉空間に置かないでください。運転中は衣類などで吹き出し口をふさがないようにしましょう。
4、定期的なメンテナンスと修理基準:フィルターは定期的に清掃し、性能を維持してください。故障した場合は、必ずメーカー正規の修理サービスに依頼し、自己修理は絶対にしないでください。
出典:『THE Sun』、『台湾電力公司』
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