藍委の王鴻薇は8月5日、立法院での質疑において、民進党新潮流系に属する元海基会董事長の洪奇昌や元陸委会副主委の李退之が中国大陸を訪れて交流していることを指摘した。一方で、民間の農会が大陸で果物を販売することには問題があるとされる点について、「同じ民間人なのに、なぜ差があるのか」と強く疑問を呈した。

王鴻薇は、「新潮流の関係者は大陸を自由に行き来し、京台科技論壇にも連続して出席している。しかし、農会が果物を売るために渡航するのは『統戦』と見なされる。果たして統一戦線かどうかを決めるのは、新潮流の一存なのか」と批判した。

これに対し、陸委会の邱垂正主委は、「統戦かどうかは事実に基づいて判断すべきであり、法的に問題がない限り、民間交流は制限しない」と説明した。ただし、「海峽論壇では商品販売を禁止している。これは明確な統戦プラットフォームだからだ」と述べた。

王鴻薇はさらに、李退之が最近、大陸の展示会に参加したと報じられたことを取り上げ、「彼は賴清德の旧知の仲であり、梁文傑の大学の同級生でもある。そのため、大陸側から特別な扱いを受けている可能性がある」と指摘した。陸委会は、「李退之はすでに渡航管理期間を過ぎており、届け出義務はない。法違反の事実は確認されていない」と回答した。

また、洪奇昌についても、2024年2025年に「京台科技論壇」に出席していることが明らかになった。王鴻薇は、「元海基会董事長であり、両岸に人脈を持つ人物が、こうしたフォーラムに公式に招待されている。他の企業や退職官僚も参加できるのか」と問い質した。

邱垂正は、「京台科技論壇は技術交流の場ではあるが、その性質については引き続き精査する必要がある。統戦かどうかは証拠に基づいて判断する」と述べた。しかし、新潮流系の人物が繰り返し参加している点について、明確な規制を示さなかったことから、二重基準の疑念は払拭されていない。

王鴻薇は最後に、「統戦の定義を特定の派閥が独占してはならない。公平な基準が必要だ」と強調し、陸委会に対して透明性のある対応を求めた。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース