国軍の『漢光42号』演習は、8月5日から8月14日まで、10日間9泊の日程で実施されます。これまで中国軍の軍事演習による台湾周辺の封鎖は、台湾と国際社会にとって深刻な課題でした。今回、特に注目されるのは、「反封鎖護航」の特別訓練です。
国防部の関係者は、護航に投入される兵力の詳細は明かせないとしつつ、海軍と海巡が連携して実施すると説明しました。中国による台湾へのグレーゾーンでの挑発が極限に達しており、圧力がますます強まっているため、台湾は、相手が「法執行」を名目に始まり軍事行動に移る可能性に備える必要があるとしています。
この国防部関係者は、「台湾は島国であり、物資の多くを海外からの輸入に依存しています。戦争が長期化すれば、補給線はまさに生命線です。天然ガスや食料、その他の物資の供給が途絶えてはなりません。大部分の補給は西太平洋を経由してやってくるため、ここが極めて重要な海上の生命線です。そのため、反封鎖護航の訓練は西太平洋で行われます」と述べました。
また、反封鎖護航は台湾の生命線を守る上で最も重要な作戦課目であるとして、海軍だけでなく海巡署も海上護衛に参加すると強調しました。グレーゾーンでの挑発から極限的圧力下の準戦時状態へと移行する中で、海軍と海巡の役割がどのように連携・転換されるかが、今回の訓練の鍵となるとしています。
国防部関係者は、漢光演習は1年を通した準備プロセスの一環だと説明しました。4月には指揮所でのコンピュータ支援演習を実施し、主要幹部が部隊の指揮や意思決定を演練しました。6月には即応備戦演習を実施。中国軍がグレーゾーンでの挑発や極限的圧力を通じて台湾の対応限界を試していることに対し、台湾側の対応として即応態勢を示すことで、「中国軍に対して『我々は準備している』と伝え、国民に対しても説明責任を果たす」ことが目的です。
7月には地上部隊と三軍が動き出し、戦争状態への移行を想定した演習を実施。作戦計画の策定、実動演習を通じて、将兵が戦場環境を理解できるようにしました。関係者は、「先に戦場に立って敵を待つ者は有利だが、計画は常に変化に追いつかないことを念頭に置かなければならない」と述べました。8月の本番演習では、時間やシナリオが与えられない中で、予期せぬ事態にどう対応するかを実動訓練で磨くとしています。
今年のもう一つの重点は「全民国防」です。軍事的準備が整った後、国民全体が戦争にどう向き合うかが問われます。全社会防衛韌性委員会の設立や都市の韌性演習は、国民が戦争発生時にどう行動すべきかを理解し、まず自らの安全を確保した上で、国軍をどのように支援できるかを考えるためのものです。
関係者は例を挙げて、「戦争が始まれば、民間人も軍隊も道路を使うため、交通が混雑する。軍民が互いに理解し合い、協力し合うことが大きな課題になる」と指摘しました。国防部関係者は、「過去の戦争は軍が主役だったが、民間人の生存と民心の安定は極めて重要だ。この点に注力することで、国家の持続的な運営が可能になる」と述べました。
さらに、医療体制の強化も今回の演習の重要な柱です。関係者は、「戦場で一発の砲弾が落ちても、兵士が即死すれば音はしませんが、負傷して叫べば、それが民心や士気に影響を与えます。そのため、負傷者の対応とその後の医療体制が極めて重要です」と強調しました。
全体の医療体制や大量負傷者への対応、そして各兵士の検傷分類の正確な把握については、すでに自動化とAIによる運用が導入されています。医療リソースは軍事作戦と災害支援の両面で活用され、正確な分類によって限られた資源を最も必要な場所に集中させ、無駄を防ぐとしています。
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- 出典:PR Times
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