台北地検と嘉義地検は2026年8月4日、有毒食用油の流通事件について南北連携で捜査を実施しました。調査局の指揮の下、全国17か所で一斉捜索が行われ、関係企業の関係者が相次いで事情聴取を受けました。この事件では、威加国際株式会社が中国大陸から低価格の苦茶種子を輸入し、台湾産の原料であるかのように偽って苦茶油を製造していた疑いが持たれています。

検察は8月5日未明まで複数回にわたり聴取を行い、威加国際の調達担当者である陳鐘秀惠(ちん しょうしゅうけい)と、苦茶種子の取引を仲介した陳沅農(ちん えんのう)の2人について、《刑法》上の詐欺罪および虚偽表示に関する罪に該当するとして、重大な嫌疑があると判断。裁判所に対し、勾留および接見禁止の申し立てを行いました。

また、威加国際の実質的な責任者である凃傑生(と けっせい)は同様の罪に問われ、100万台湾元の保釈金を納めることで釈放されました。登記上の代表者・金天麗(きん てんれい)は50万台湾元、業務担当の蔡孟潔(さい もうけつ)は30万台湾元の保釈金を納め、それぞれ釈放されています。

一方、衛生福利部食品薬物管理局(食薬署)は、「永豊餘生技株式会社」からの通報を受け、同社の製品「在地金花小菓苦茶油」から発がん性物質であるベンゾピレン(ベンゾ(a)ピレン)が2.9μg/kg検出されたことを確認しました。これは、台湾の食品衛生基準で定められた上限値2.0μg/kgを大幅に超過する数値です。

食薬署の調査により、永豊餘生技が使用していた苦茶油は威加国際から購入したものであり、その原料は源春製油廠で加工されたものであることが判明しました。これにより、中国産原料が複数の企業を経由して最終的に消費者に販売されていた実態が明らかになりました。当局は今後、関連企業へのさらなる調査と、流通品の回収・廃棄措置を進める方針です。

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  • 出典:PR Times
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