2026年の県市長選挙を控え、頼清徳政権の内政問題が相次いでいる。食品安全の毒油問題に加え、僑務委員会の委員長・徐佳青は、公費百万余りを投じた「偽装調査、実態は観光」という疑惑に加え、息子を「後門」から東沙体験営に参加させたとして、監察院から『公職人員利益衝突回避法』違反と認定された。

これに対して、医師の沈政男は6日、自身のフェイスブックで、メディアへの寄稿「忠誠儀測 徐佳青は模範を示すべき」を引用し、反論を展開した。頼政権は常に「中国共産党の浸透が深刻」と主張しているが、では徐佳青が単独で26日間海外調査に出かけたことは、中国側の浸透対象になっていないかと疑問を呈した。

沈政男は、徐佳青の公費浪費問題は確かに重大だが、それ以上に今回の調査が露呈した国家安保上の脆弱性が深刻だと指摘する。彼女は国家機密に関与する政務官であり、訪問報告はわずか5ページにとどまり、機密レベルは高い可能性がある。現在、欧米は両岸間の情報戦の最前線となっており、野党の立法委員は、徐佳青が映画鑑賞などの行程を国家機密と偽装していると批判している。単独出張のため、中国側に拉致や接触のリスクが高く、策反や情報収集のターゲットになりやすい。

沈政男はさらに、国家安保局の核心職員や駐在員、一定レベル以上の官僚が海外出張後に帰国時に精密な「忠誠儀測」(忠誠心検査)を受ける制度があると指摘した。これは、心理的・生理的反応を測定する類似測謊装置によるもので、国家の忠誠心を確認するための仕組みだ。

そのため、民進党政権の国家安保上級者や政務官は、公務か私用かを問わず、特別な監査と忠誠儀測の対象とすべきだと主張。特に徐佳青は自ら検査を受けるべきであり、模範を示すべきだと呼びかけた。「抗中保台」を単なる政権の安価なスローガンにしてはならないと厳しく批判した。また、行政院の公務員評価制度にも照らし合わせ、直接尋問を受けるべきだと提言した。

さらに、沈政男は、徐佳青の重大な風紀問題に対して行政院が説明責任を果たしていないことについても問題視。野党の立法委員を軽視している背景には、立法院に調査権がないという制度的欠陥があると指摘した。欧米の法制度と比較すると、台湾の官僚の海外調査に対する監視メカニズムには明らかな穴があると批判した。

沈政男は、徐佳青が単独調査中に他国の人物と秘密接触していた可能性についても言及。中国だけでなく、欧米諸国が台湾を対象にした情報工作のターゲットとしている可能性もあると警告した。国家安保関係者は定期的に忠誠儀測を受けるべきであり、徐佳青のような閣僚級の人物が長期間単独で海外滞在した場合、国家に対する脅威は安保職員と同等以上であるため、同様の検査を受けるべきだと強調した。

今回の騒動は、台湾の官僚制度における透明性の欠如を浮き彫りにしている。貪汚や忠誠心の問題を防ぐには、調査行程と明細の完全な公開が必要であり、国民の監視の目を確保すべきだと主張。また、国家転向を防ぐためには、忠誠心評価と内部監査制度の強化が不可欠だと訴えた。単に「この人物は忠実だろう」と思い込むだけでは不十分だと指摘した。

風伝媒の独自報道によると、以下の情報も明らかになっている。

・徐佳青の息子が東沙営に「割り込み参加」した問題で、監察院は最大7桁の罰金を科す可能性を示唆。本人は「手続きは正当」と反論。

・陸委会の調査団はベトナムを訪問し8ページの報告書を提出したのに対し、徐佳青の報告はわずか5ページ。沈政男は「実質的に欧米での単独旅行」と批判。

・徐佳青の調査でスイーツ店訪問が機密扱いされたことに対し、陳鳳馨氏は「民進党は横暴に慣れている」と嘆き、「彼らは監視されるべきではないと当然のように思っている」と批判。

・徐佳青の26日間の出張で115万円を支出。機密を理由に行程非公開と主張したが、民众党が公開した内容によれば、映画鑑賞やスイーツ店訪問など、機密性はないと批判されている。

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  • 出典:PR Times
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