2026年の県市長選挙戦が目前に迫る中、台中市長の盧秀燕の8年間の任期が満了する。台中市長選の情勢について、最新の世論調査では、立法院副院長の江啟臣が、民進党の台中市長候補で立法委員の何欣純を2桁の差でリードしている。

この結果を受け、文化大学広告学系の鈕則勳教授は8日未明、フェイスブックで「若い世代も江啟臣を支持、完勝は目前」と題した分析を投稿した。彼は、「盧江連携」と「蔣啟川連線」がさらにリードを拡大させる鍵になると指摘し、江啟臣陣営の急務であると強調した。

最新の台中市長世論調査(エプロ社)によると、支持率では江啟臣が38.2%で、何欣純の24.1%14.1ポイント上回っている。また、今後の勝敗を予測する「支持予想」では、江啟臣が46.6%、何欣純が16.2%と、30ポイント以上の差がついている。さらに、20歳から39歳の若年層においても、江啟臣がリードしていることが明らかになった。

なぜ江啟臣はほぼ「完勝」と言えるほどのリードを保っているのか。鈕則勳教授は4つの要因を挙げた。

第一に「明確なイメージとポジショニング」がある。江啟臣は国際的な専門性を持ち、台中を「世界の新都心」とするビジョンを掲げており、市民の誇りを高める効果があるという。

第二に「党内の大物の支援」。盧秀燕市長は江啟臣の選対本部長を務め、立法院長の韓国瑜も積極的に支援。特に「韓江外交ダブルエンジン」としての国際外交の連携が、政治的影響力を高めている。

第三に「蔣啟川連線」の存在。台北市長の蔣萬安、新北市長候補の李四川と連携し、AIを活用した都市ビジョンを打ち出し、若年層の支持を固めている。

第四に「食品安全問題の波及効果」。6月下旬に発生した「毒油」食品安全スキャンダルについて、盧秀燕と蔣萬安が主導的に議題設定を行い、野党側が対応に追われる形となった。この流れが江啟臣に有利に働いていると分析された。

鈕教授は、江啟臣が現時点でリードしているものの、今後は20ポイント以上のリードを確立すべきだと警告。特に、総統の賴清德がすでに複数回台中に足を運び、盧秀燕市政への批判を強めていることに警戒が必要だと指摘した。

本調査はエプロ・マーケティングリサーチが2026年8月3日から5日にかけて実施。台中市在住で20歳以上の市民1077人を対象に電話調査を行い、信頼水準95%での誤差範囲は±3.0ポイント

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:調査