大統領の賴清德氏は2028年に再選を目指しますが、今年末の地方選挙はその「中間試験」とも位置づけられています。最近では、前大統領の蔡英文氏が民進党台東県選挙対策本部の本部長に就任。また、国民党の台北市長・蒋万安氏や台中市長・盧秀燕氏が中聯油脂事件をめぐって中央政府と対立するなど、賴清德氏の再選への道のりは不透明さを増しています。

こうした中、『美麗島電子報』の呉子嘉董事長は番組『下班瀚你聊』に出演し、賴清德氏の再選確率は依然として高いと分析しました。呉氏は、蔡英文氏が立候補を検討している可能性はあるものの、実際に出馬するとは思えないとし、「党内に賴清德を挑発する人物はいない。彼に敵対すれば、命を狙われる」と強調しました。そのため、民進党が年末の選挙で高雄や台南での政権維持を果たせなくても、黨内での賴清德への挑戦は起きないと見ています。

呉氏はさらに、台中市長の盧秀燕氏が賴清德氏と対決した場合、「盧氏は苦戦を強いられ、賴清德の勝ち目は高い」と指摘。また、国民党の鄭麗文主席が「賴清德にとって最大の味方」となるとも述べました。なぜなら、国民党が団結していないからです。例えば、蒋万安氏の国内的評価が高まった際、民進党は「全黨打一人」の戦略で集中攻撃を仕掛けましたが、国民党からは誰も彼を擁護する声が上がりませんでした。また、蒋万安氏が内閣不信任案を提出した際も、党内で支持する声はほとんどありませんでした。

呉子嘉氏は、次期大統領候補を目指す政治家は、今回の選挙で二つのことを成すべきだと強調します。一つは、資金を出して候補者を支援すること。もう一つは、選挙対策チームを組織して黨内同志を支援することです。しかし、蒋万安氏は濁水溪を越えて南下支援せず、盧秀燕氏も北上して支援活動を行っていません。

2028年大統領選の最大の争点は「台湾の国家定位」と「两岸関係」になると見られますが、鄭麗文氏の两岸政策は選挙戦を不利にすると呉氏は指摘します。また、地方首長である盧秀燕氏も、国家像に関する言説は鄭麗文氏よりも乏しく、明確なビジョンが見えないと批判しています。呉子嘉氏は、「国民党には2028年大統領選に向けた本気の姿勢が全く見えない」と断じました。

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