漢光演習第7日、憲兵後備旅は昨(10)日午後11時から今(11)日未明0時まで、台北市復興北路地下道南端で「松山機場中層防護」の演習を実施した。演習場所は復興北路と民族東路の交差点で、敵が松山機場に空挺降下し、市街地へと浸透するシナリオを想定している。憲兵後備旅は地下道南側出口周辺に兵力を展開し、敵が基隆河方面へ進むのを阻止した。
今回の演習はすべて後備旅の兵士、つまり14日間の教召兵が「敵との接触」を模擬したもので、約60名が集結。T91歩槍を使用して空包弾射撃を実施し、主に台北市街地における後備動員能力の検証を目的としている。
演習は午後10時頃から集結を開始し、午後11時40分に警戒展開。午後11時45分に想定敵を発見し、地下道出口の扇状区域に向けて複数の地点から続々と射撃を開始。午前0時10分に終了し、その後部隊が集結した。特筆すべきは、平地からの射撃に加え、隣接する民家の一室の屋上にも兵力が展開し、制高点から空港方向へ射撃を行ったことだ。
演習実施に伴い、復興北路地下道内の交通は完全に封鎖され、南側から復興北路へ、東西側から民族東路へ向かう交通も規制された。周辺は住宅地であるため、演習中に少数の住民が見物に集まり、通行中の車両や配達員もいたが、軍の誘導により迂回した。また、銃声に驚いた住民が通報し、近くの建國派出所から警察官2名がパトカーで駆けつけ、軍の説明を受けた上で退去した。
現場を見学した軍事専門家・施孝瑋氏は、中国軍がヘリコプターで人員や全地形車を空挺降下させ、携帯式防空ミサイルや対戦車兵器を展開する能力を持つため、部隊は重要拠点や遮断地点に展開し、軽快な敵兵力の奇襲を阻止する必要があると指摘した。
軍事学者の揭仲氏は、住宅地近くで空包弾射撃を継続することは軍にとって容易ではなく、民家からの制高点で交通要所を封鎖する設計は現実的で合理的だと評価。また、現場の任務はすべて14日間の教召兵が担当しており、1年制の義務兵の増加に伴い、憲兵部隊の拡充が計画されており、将来的には1年制義務兵が守備部隊を編成する可能性があると述べた。
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