中国国防部は昨日、中国人民解放軍海軍とインドネシア海軍が8月中旬に台湾東部海域で通航演習を実施すると発表し、注目を集めた。これに対し、インドネシア海軍は中央社への声明で、同国艦艇がロシアでの演習終了後に帰国する途中で、沿道の国々と「交會演習(PASSEX)」を行うものであり、作戦的な性格は持たないと明確にした。これは他国の海域を通過する際の海軍の伝統的な慣行であると説明している。

中国国防部は8月11日、中国人民解放軍海軍の紅河艦(054A型フリゲート)がインドネシア海軍の「ライ」(KRI I Gusti Ngurah Rai-332)艦と「台湾島東方海域」で通航演習を行うと発表。通信訓練や海上補給などの科目を重点的に実施するとした。紅河艦は東部戦区に所属する現役艦艇であり、中国中央テレビの報道でも映像が公開されている。

台湾外交部は同日午前に報道文を発表し、中国が国際規範と責任を無視して地域の緊張をさらに高めているとして、中国政府の一方的で無責任な行動を強く非難した。台湾は地域の責任ある一員として、領土を守る一貫した立場を堅持し、台湾東部海域における主権および主権的権利を積極的に擁護していくと表明。また、地域の関係国と協力して、関連海域の航行の自由と地域の安全・安定を確保していくとしている。

インドネシア海軍情報サービス局のトゥングル局長(Tunggul, M.Han.)は本日、中央社に対し声明で、KRI I Gusti Ngurah Rai-332艦がロシア・ウラジオストクでの演習終了後、帰国途中に沿道の国々と「交會演習」を行うと説明した。これらの演習は作戦的な性質ではなく、他国の水域を通過する際の一般的な海軍の伝統であると強調した。

トゥングル局長は、こうした「交會演習」が各国海軍間の友好交流の一環であり、海軍同士の絆や艦艇が担う海事外交を体現していると述べた。インドネシアの自由で積極的な外交政策により、複数の国と相互利益に基づく協力が可能となっており、その一環として「交會演習」が行われていると説明した。

「交會演習(PASSEX)」は、二国以上の海軍が海上で遭遇した際に実施する共同訓練であり、主な目的は各国海軍間の連携、意思疎通、協力体制の強化にある。これにより、共同での救難活動や海上安全保障任務への対応力が向上する。今回の演習も、こうした非作戦的な相互運用性の促進が狙いとされている。

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  • 出典:PR Times
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