桃園石門水庫での遊覧船利用は、これまで「人数が揃うまでは出航しない」方式が主流で、個人客は長時間の待ち時間が課題となっていた。この状況に終止符を打ち、桃園市観光旅游局と桃園市渡船遊艇商業同業公会は、夏休み期間限定の「桃園ブルー・ルート」定時便サービスを開始する。2023年8月15日から9月27日までの土日祝日に運航され、個人客も待ち時間なくスムーズに石門水庫の湖光山色を楽しめるようになった。

これまで石門水庫の遊覧船は、大人数での団体利用が前提とされており、大壩碼頭では15~20人、阿姆坪碼頭では平日12人・休日15人の人数が揃わないと出航できなかった。今回の取り組みでは、夏休みと中秋連休期間中に業者と協調し、定時便を設定。利用者は指定の時間に到着すれば即座に搭船でき、旅行計画の柔軟性が大きく向上した。

「桃園ブルー・ルート」の運航概要は以下の通り。

- 運航期間:8月15日~9月27日(毎週土日祝日) - 日中便数:往路10時30分・14時30分発/復路12時30分・16時30分発 - 航路と料金: - 大壩碼頭 → 薑母島:新台幣400元 - 阿姆坪碼頭 → 新溪口吊橋:新台幣400元 - 航行時間:約2時間の遊覧体験

なお、新溪口吊橋までの航路は、水位が標高241メートル以上に達しないと航行が不可能なため、年間を通じてごく限られた期間のみの運航となる。通常、梅雨明け後に水位が回復し、冬期の水位低下までが適期とされている。このため、今回のサービスは非常に貴重な季節限定の水上体験といえる。

新溪口吊橋に到着後は、周辺の観光資源も楽しめる。全長303メートルの台湾最長の吊橋で、大漢溪の谷を横断し、角板山と溪口部落を結んでいる。新溪口部落のマーケットでは、水蜜桃アイスシェイクやマガオソーセージなどの地元グルメを味わえ、先住民の手作り工芸体験も可能だ。また、自然豊かなローマ公路は、自転車愛好家に人気のサイクリングロードで、林蔭と緩やかな勾配が特徴である。

交通手段としては、自家用車のほか、台湾好行503号大龍門線を利用すれば、公共交通機関でもスムーズにアクセス可能。これにより、「ブルー・ルート」のフェリーと連携した水陸一体の観光モデルが実現した。

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