去年4月に広東省珠海市で進水し、今年正式に全システム試験を開始した中国の新型「藍鯨號」高速可潜無人艇(Submersible Unmanned Vessel, SUV)は、北京当局により「透明海洋」国家戦略を推進するための民間海洋気象探査装置として位置づけられている。しかし、水面で時速36ノットの高速航行、水深60メートルでの潜行、そして30日以上にわたる静粛な潜伏が可能な性能を持つことから、アメリカと台湾の安全保障戦略関係者からは、中国人民解放軍が水下情報網を構築し、グレーゾーンでの浸透作戦を展開するための新たな手段として利用する可能性が指摘されている。
珠海雲洲智能科技の可潜無人艇プロジェクト総工学責任者である呉国松氏と、南方海洋科学与工程広東省実験室が学術誌『Ocean-Land-Atmosphere Research(OLAR)』に発表した論文によると、この全長11メートル、重量12トンの無人艇は、広い下部表面と極めて小さな揚力角を組み合わせた新設計の単船体構造を採用している。水面航行時には、二つのプロペラと噴水推進システムにより、時速36ノット(約66km/h)まで加速でき、アメリカや台湾の主力水面艦艇の多くに並走できる速度を実現している。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:新製品