普段は命理、フィットネス、女性、LGBT文学といった全く異なるテーマを扱っているFacebookのファンページが、ここにきてほぼ同時に、タイトルも図版も全く同じ政治的な投稿を行い、台北市長の蒋万安氏に「即刻辞任せよ」と呼びかけている。この動きについて、新党の台北市議・侯漢廷氏は、これらのページが普段は政治的な内容をほとんど発信していないにもかかわらず、一斉に同じメッセージを発している点に疑問を呈し、背後に統一的な原稿供給や図版配布、さらには世論操作の構造があるのではないかと疑っている。

侯漢廷氏は自身のFacebookで、『佛緣命理』『好運旺旺來』『全球健身中心』『Ladytalk女人密語』『同志文學網』といったファンページが、普段はテーマも対象読者もまったく異なる上、相互に関連性が見られないにもかかわらず、同じ政治的図版を投稿していることに「極めて馬鹿げているが、同時に背筋が凍るような現象だ」とコメントした。

彼は、こうしたページの多くが、星座、ペット、ゴシップ、健康など、政治的対立を避けた「ソフトな話題」でフォロワーを増やし、一定のインパクトを持つまで育てた後に、特定のタイミングで商業的または政治的なコンテンツを一斉に流していると分析している。つまり、普段は「休眠状態」にあり、指令が下ると一斉に「政治兵器」として機能するという構造だ。

特に、命理、女性、フィットネス、LGBT文学といった多様な分野のページが、同時に蒋万安氏を標的にしている点について、AIによる自動作図・自動投稿の可能性を指摘。背後に「統一的な指示、原稿供給、図版配布、素材供給」があるのではないかと疑問を呈している。

侯漢廷氏は、かつて緑営が「認知作戦」を問題視した際の言葉を借り、「警戒心を持つのは良いことだ」と述べた。個人がパソコン一台で認知作戦に関与していると疑われるなら、複数のコンテンツ農場型のファンページが一斉に政治メッセージを発信している現象についても、組織的な操作の有無を明らかにするべきだと主張している。

「仏縁、命理、女性、フィットネス、LGBT文学――八仙が海を渡るようにバラバラだったものが、なぜか全員が蒋万安氏の家の前で集まっている」と皮肉り、こうした「偽のファンページ、実態はネット軍」として、台湾社会を分裂させる暗黒産業への警戒を呼びかけた。

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  • 出典:PR Times
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