株式会社トレードワークス(以下「当社」、本社:東京都港区)は、AlpacaDB, Inc.およびそのグループ企業(以下「Alpaca」)との業務提携(※1)に基づく証券ホワイトラベルサービスについて、SBIグループのタイ王国現地証券会社であるSBI Thai Online Securities Co., Ltd.(日本語表記:SBIタイオンライン証券、以下「SBITO」)向けに、米国株式取引を中核とするサービスの提供を2026年8月28日に開始し、その後の稼働状況の確認を経て、本日お知らせいたします。
本件は、本年2月に公表した業務提携において「本年夏頃を目途」としておりましたサービス提供開始を実現したものであり、当社の証券取引システムを海外市場で商用稼働させた初の案件(グローバル展開第1号案件)となります。サービスは、まずはSBITOの既存のお客様を対象として提供を開始し、順次、対象を拡大してまいります。
本サービスの対価は、導入費に加え、月額利用料・保守運用費等の継続収益により構成されており、今後の海外展開の進展に伴い、当社のストック型収益基盤の拡大に寄与するものです。
なお、本サービスに搭載する投資情報・マーケットデータ等は、資本業務提携先である株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド(以下「ミンカブ」)より提供を受けており、本年6月に公表した「取引×情報」モデルの海外展開第1号案件(※2)にも該当します。
※1 2026年2月12日公表「米国証券会社を運営するAlpacaとの業務提携に関するお知らせ」
https://pdf.irpocket.com/C3997/YpwX/izbU/Pxwp.pdf
※2 2026年6月18日公表「トレードワークスとミンカブ、「取引×情報」協業を加速 共同サービスの海外展開第1号案件を具体化」
https://pdf.irpocket.com/C3997/uOn6/Coze/pRjD.pdf
記
1.本件の概要
本サービスにおいて、当社は、国内の証券会社向けに培ってきた証券フロント及び情報系基盤をホワイトラベル形式で開発・提供し、Alpacaが米国市場へのアクセス、取引執行および清算・保管インフラを担います。これにより、SBITOは自社ブランドのもと、現地の個人投資家に対し、投資情報の確認から米国株式の発注までをスマートフォン上で一体的に行える環境を提供することができます。
本件は、SBITOが従来利用してきた海外の証券取引インフラからの移行案件であり、当社システムの品質・拡張性および現地要件への対応力が評価されたものと考えております。
当社にとって本件は、国内の証券会社向けに提供してきた証券取引システムを海外市場で商用稼働させた初の案件であり、グローバル展開の実行力を示す重要なマイルストーンと位置付けています。
2.各社の役割
3.背景:海外証券市場の環境変化
アジア・中東地域を中心に、個人投資家の米国株式投資への関心が急速に高まっています。加えて、米国市場では取引時間の大幅な延長(23時間取引)に向けた取り組みが進展しており、アジアの投資家が日中時間帯に米国株式を売買できる環境が整いつつあります。もっとも、現地の証券会社が、グローバル水準の取引基盤・海外市場への接続・投資情報コンテンツを単独で整備するには相応の期間・費用と専門人材を要します。このため、自社ブランドを維持したまま短期間でサービスを立ち上げられるホワイトラベル型サービスへのニーズが着実に高まっています。
4.パートナーであるAlpacaについて
Alpacaは、APIベースの証券インフラをグローバルに提供するフィンテック企業であり、世界40カ国・300社以上の金融機関やフィンテック企業に採用されています。米国SEC・FINRAに登録された証券会社であるAlpaca Securities LLCおよび日本の第一種金融商品取引業者であるAlpacaJapan株式会社等をグループに擁し、国内においてもSBI証券をはじめとする金融機関が同社の技術を通じて投資家に米国株式へのアクセスを提供しています。
※本項および「8.会社概要」におけるAlpacaに関する記載は、Alpaca社等の公表情報に基づきます。
5.本件の意義
(1)「日本品質×グローバル接続」の実証
当社が国内の証券会社向けシステムで培ってきた品質・安定性・セキュリティと、Alpacaのグローバル水準の接続性を組み合わせることで、海外市場においても信頼性の高いサービスを立ち上げられることを実証しました。
(2)再現性のある横展開モデルの確立
本件で構築したシステム基盤、業務プロセスおよび現地対応の知見は、アジア・中東地域の他の証券会社・金融機関へのホワイトラベル展開に共通基盤として活用可能です。Alpacaとの間では共同マーケティングの協議を進めており、同社が有する顧客ネットワークを当社の販路として活用してまいります。推進体制としては、海外案件を専管する組織(海外FDE部)を設置しています。
(3)「取引×情報」の一体提供による差別化
取引システム単体の提供にとどまらず、ミンカブの投資情報・マーケットデータ等を一体で提供することにより、投資家の情報収集から取引実行までを一気通貫で支える付加価値の高いソリューションを提供することができます。
(4)ストック型収益の積み上げと国内事業との相乗効果
本サービスの対価は、導入費に加え、月額利用料・保守運用費等の継続収益により構成されており、海外展開の進展に伴いストック型収益を積み上げてまいります。また、国内においても米国市場の取引時間拡大や次期決済への対応が求められる中、当社は米国株式24時間取引推進協議会(ETIC24)に取引システムベンダーとして参画し運営委員を務めており、グローバル市場の先端動向と国内ビジネスとの相乗効果の創出を図ってまいります。
6.今後の展開
当社は、本件で得た知見とAlpacaとのパートナーシップを基盤に、アジア各国および中東地域の証券会社・金融機関への横展開を進めてまいります。展開にあたっては、取扱資産の拡充(マルチアセット対応)や米国株式の取引時間拡大への対応に加え、当社グループのAI活用(投資助言サービス「GPT-Trade」等)やミンカブと構築を進める次期情報基盤の知見についても、将来的な海外案件への実装を視野に入れてまいります。
なお、海外事業の進捗(案件数等)については、今後、決算説明資料等を通じて継続的にお知らせしてまいります。
7.業績に与える影響
本件が2026年12月期の連結業績に与える影響は軽微であり、同期の業績予想に織り込み済みです。今後、開示すべき事項が生じた場合には、速やかにお知らせいたします。
8.会社概要
SBI Thai Online Securities Co., Ltd.(SBIタイオンライン証券)
主要指標 — KEY FIGURES
2015年にタイ王国で営業を開始した、SBIグループの現地証券会社です(本社:タイ王国バンコク市、代表:小川 和也)。株式取引やデリバティブ取引等の証券サービスを、インターネットを通じて在タイ邦人を含む現地の投資家に提供しています。
会社概要:https://www.sbigroup.co.jp/company/group/sbito.html
ウェブサイト:https://www.sbito.co.th/
Alpaca(AlpacaDB, Inc.およびそのグループ企業)
APIファーストの証券取引プラットフォームを提供する米国のフィンテック企業です。米国のAlpaca Securities LLC(FINRA・SIPC会員)、日本の第一種金融商品取引業者であるAlpacaJapan株式会社等をグループに擁しています。
ウェブサイト:https://alpaca.markets/jp
(将来情報に関する注記)
本資料に記載されている将来に関する記述は、本資料の作成時点において当社が入手可能な情報に基づく判断であり、リスクや不確実性を含んでおります。実際の業績等は、様々な要因の変化により、これらの記述とは異なる結果となる可能性があります。
<本件に関するお問合せ先>
株式会社トレードワークス 経営企画部
Mail:[email protected] TEL:03-6230-8900
以上
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