アルゴノスジャパン合同会社(本社:東京都港区、日本代表:江上 聡)は、2026年7月付で社名を「シストランジャパン合同会社」から「アルゴノスジャパン合同会社(Argonos Japan G.K.)」へ変更したことをお知らせします。データ主権を前提に設計されたデータ統合AI分析プラットフォーム「Argonos」を、日本市場で本格展開します。

背景:データの所在と、判断の透明性

主要指標 — KEY FIGURES

200コネクター
200以上のコネクター
300形式
300以上の形式
2億ユーロ
売上高約2億ユーロ
450
R&Dエンジニア約450名

2018年に米国でCLOUD Act(海外データ合法的使用明確化法)が成立して以降、米国企業が管理するデータは、保存場所が米国外であっても米国政府が開示を要求できることとなりました。さらに、基幹業務に深く組み込まれたデジタルサービスが他国政府の判断で停止されうる、いわゆる「キルスイッチ」のリスクへの危機感も強まっています。

同時に問われているのが、AI基盤の透明性です。内部構造が公開されず、利用するAIモデルも導入環境も選べない閉鎖的なプラットフォームでは、意思決定の根拠を自ら検証できないまま、単一ベンダーへの依存が固定化します。機密性の高い任務においては、データがどこにあるかと同じく、なぜその結論に至ったかを自ら説明できることが不可欠です。

Argonos:オープンであることが、主権の条件

当社が属するChapsVisionは、2019年より機密性の高いデータ分析分野におけるソブリン性の課題に取り組み、Argonosを開発してきました。2026年6月には、その技術力とセキュリティ水準が評価され、フランス国内治安総局(DGSI)の次世代情報分析基盤として、米国ベンダー製品に代わり正式に採用されています。

Argonosは、組織内外に分散する文書・画像・映像・音声・業務データを収集・統合・分析・可視化し、情報検索からAI活用、意思決定、実行までを一つのプラットフォーム上で支援します。

主な特長:

接続と変換:200以上のコネクター/300以上の形式で、あらゆるデータソースにリアルタイムかつ安全に接続。クレンジング・変換・エンリッチを経て、AI活用に備えます。

ナレッジ構築(GraphRAG):サイロ化した情報源を構造化されたオントロジーでモデル化。RAGを通じてAIモデルが必要な情報を正確に引き出し、AIエージェントによる業務遂行の精度を支えます。

エージェントと協働:エージェントの作成・展開・オーケストレーションに加え、人とエージェントがシームレスに協働する統合ワークスペースを提供します。

可視化とガバナンス:データを視覚的に探索し、迅速な意思決定と実行を支援。すべてのエージェント活動と関連コストを追跡・監視し、説明責任を果たせる運用を可能にします。

そして中核にあるのが、オープンアーキテクチャです。AIモデルも導入環境も利用者自身が選択でき、データの保管・処理環境を自ら管理することで、データ主権を確保します。既存システムや外部ツールとも段階的に統合可能で、多言語AI翻訳、音声認識、地理空間分析、映像解析などの拡張機能を業務要件に合わせて組み合わせられます。機密情報の取り扱いを前提に設計され、フランスの情報機関が求める厳格なセキュリティ水準に対応しています。

日本代表 江上 聡のコメント

「当社はシストランジャパンとして、日本の政府・防衛機関に対し、外部に接続しないセキュアな環境で稼働する多言語AI翻訳ソリューションを提供してまいりました。今回の社名変更は、機密性の高い現場でAIを提供してきたこの実績を土台に、データ統合・分析からAIエージェントの活用までを一貫して支援する企業へと進化する決意を表すものです。

ソブリンAIは、データを国内に置くだけでは実現できません。中身の見えない仕組みに任務を委ねないこと、AIモデルも運用環境も自ら選べること。その自由があってはじめて、主権は実質を持ちます。フランス政府機関での採用実績を背景に、日本の防衛・治安機関における迅速かつ的確な意思決定と任務遂行を支える、信頼されるソブリンAIパートナーを目指してまいります。」

【ChapsVisionについて】 データインテリジェンスおよびエージェント型AIソリューションを提供するグローバル企業。政府機関・大企業が保有する大量のデータの収集・変換・分析を通じて、意思決定の高度化と業務自動化を支援しています。2019年フランスで創業、売上高約2億ユーロ、従業員約1,100名(うちR&Dエンジニア約450名)。欧州・米国・日本を含む世界7拠点を基盤に、40か国以上で事業を展開しています。

【アルゴノスジャパンについて】 ChapsVision社の日本法人。2019年に「シストランジャパン」として設立され、政府機関や製造業のお客様に高度なセキュリティを備えたAI翻訳ソリューション「SYSTRAN」を提供。2024年にChapsVisionグループへ参画し、2026年に社名を変更しました。現在はArgonosプラットフォームを日本市場で展開し、お客様のソブリンAIの実現とエージェント型AIの活用を支援しています。

アルゴノスジャパン合同会社

住所:〒106-0032 東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー16F 電話:03-4571-2020 ウェブサイト: https://www.chapsvision.com/ja/platform/argonos/

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:社名変更
  • 関連組織:アルゴノスジャパン合同会社 / シストランジャパン合同会社 / ChapsVision