AI駆動型データ経済を支えるストレージ基盤を提供するウエスタンデジタル(Nasdaq: WDC、以下「WD」) と東北大学は7月1日、次世代ストレージ技術の開発およびAIインフラストラクチャの持続的成長を支える人材育成を目的とした共同研究拠点「WD × 東北大学 AIデータインフラ共創研究所」の設立を発表しました。

本研究所は、東北大学片平キャンパス(仙台市)内の電気通信研究所に設置され、先端記録材料、デバイス物理、およびストレージシステム工学にわたる相互補完的な専門知見を結集します。

主要指標 — KEY FIGURES

80%
現在クラウドデータセンターに蓄積されたデータの約80%がHDD上に保存
2026
本研究所は2026年7月1日に運営を開始
2029
2029年6月30日までの期間で活動

(左から)WDシニアテクノロジスト 清水 幸也、シニアディレクター 霜越 正義、 WDジャパンカントリーオフィサー 高野 公史、 東北大学 総長 冨永 悌二、理事 遠山 毅、電気通信研究所 所長 石山 和志

AIの急速な普及に伴い、データ生成量は指数関数的に増加しており、ハードディスクドライブ(HDD)はそのデータの大部分を保存する基盤であり続けています。IDC(注1)によると、現在クラウドデータセンターに蓄積されたデータの約80%がHDD上に保存されており、記録容量の飛躍的な向上と総保有コスト(TCO)の低減を実現する技術の必要性がますます高まっています。WDのデータインフラストラクチャに関する専門知見と東北大学の世界トップクラスの学術研究および人材を融合させることで、「WD × 東北大学 AIデータインフラ共創研究所」は、スケーラブルなAIデータエコシステムに向けたさらなるイノベーションを生み出す独自のポジションを確立します。

AI駆動型データエコノミーを今後10年にわたって支える技術は、産業界と学術界の連携によって生み出されることがますます増えていくため、本パートナーシップのような協創がイノベーションの加速に不可欠です。

WD ジャパンカントリーオフィサーの髙野公史は次のように述べています。「AIは世界のデジタルインフラストラクチャを根本から変革しつつあり、ストレージイノベーションへの需要はかつてないほど高まっています。この課題に応えるには、材料科学、記録技術、エンジニアリングにおけるブレークスルーが必要であり、一つの組織だけで成し遂げられるものではありません。東北大学の世界水準の研究力とWDの数十年にわたるストレージイノベーションのリーダーシップを結集することで、AIインフラストラクチャの未来を切り拓く技術開発と人材育成を加速してまいります。WDは、今後10年のAIストレージを定義する科学的ブレークスルーへの投資を進めて参ります。」

本研究所は2026年7月1日に運営を開始し、2029年6月30日までの期間で活動します。東北大学の電気通信研究所のもとに設置され、産学の緊密な連携による共同研究および人材育成を推進します。

注1 IDC 出典: IDC Global StorageSphere Forecast, 2026–2030, Doc #US54601626, June 2026

WDについて

WD(Western Digital)は、AI駆動型データ経済において確実性を支えるストレージインフラを構築しています。革新の最前線に立ち、世界有数のハイパースケーラー、クラウドサービスプロバイダー、そして企業と連携し、実証済みで信頼性の高いストレージソリューションを大規模に提供しています。革新と実行力を重視する企業文化のもと、WDはお客様が世界中のデータを安心して保存・保護・活用できるよう支援しています。詳細はWDのLinkedIn、またはWD公式ウェブサイトをご覧ください。

東北大学について

開学以来、実用的な研究を重んじる「研究第一」、国内外に門戸を開く「門戸開放」、研究成果を社会に役立てる「実学尊重」の3つの理念を掲げています。2024年には国内第1号となる「国際卓越研究大学」の認定を受け、名実ともにグローバルな研究・教育を牽引する使命を担っています。本学の大きな強みのひとつが、材料科学や量子、AIなどの基礎物性から情報コンテンツまでを網羅する圧倒的な総合研究力です。最先端の技術開発はもちろん、学問の枠を超えた学際的アプローチで未来のイノベーションを創出し、世界で活躍するグローバルリーダーの育成に挑み続けています。

補足資料:AIデータインフラ共創研究所の取り組みについて

共創研究所概要

名称

WD×東北大学 AI データインフラ共創研究所

目的

次世代AIデータインフラ向けの革新的技術を創出

設置場所

東北大学 電気通信研究所 本館(片平キャンパス内)

設置期間

2026年 7月 1日2029年 6月 30日

運営総括責任者

霜越正義 特任教授 [東北大学 電気通信研究所]

(WD, シニアディレクター)

運営支援責任者

石山和志 教授 [東北大学 電気通信研究所 所長]

参画企業担当者

清水幸也 特任教授 [東北大学 電気通信研究所]

(WD, シニアテクノロジスト)

参画教員

高橋有紀子 教授 [東北大学 電気通信研究所]

深見俊輔 教授 [東北大学 電気通信研究所]

サイモン グリーブス 准教授 [東北大学 電気通信研究所]

安藤康夫 教授 [東北大学 大学院工学研究科]

大兼幹彦 教授 [東北大学 大学院工学研究科]

齊藤伸 教授 [東北大学 大学院工学研究科]

長康雄 教授 [東北大学 未来科学技術共同研究センター]

水上成美 教授 [東北大学 材料科学高等研究所]

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:技術協力
  • 関連組織:ウエスタンデジタル / IDC