エウレカロボティックス株式会社は、株式会社SUBARUが推進する次世代工場構想において、ピッキング工程向けロボットビジョンとして「Eureka AI ビジョンシステム」が採用されたことを発表した。

本システムは、事前のワーク学習やアノテーションを行うことなく未知のワークを認識・ピックできる「マスターレスピッキング」を特長とし、多品種ワークを扱う工程の自動化に最適である。

本取り組みは、SUBARU大泉工場にて2026年4月より試験導入を開始した。今後検証を経て、今年度中の実生産ラインへの導入、さらには将来の次世代工場への展開を目指す。

導入の背景、従来のAIピッキングの課題 SUBARUでは、人手不足への対策として工程の省人化・自動化を全社的に推進している。ピッキング工程は自動化に適している一方、従来のAIベースのピッキングシステムではピッキング対象ワークの画像登録が必要で、ワークごとのアノテーションや品種の追加・変更に応じた再学習が必須となっていた。多品種ワークを扱う工程や、品種切り替えが頻繁な生産ラインでは、導入・運用工数が大きな障壁となっていた。

Eurekaのアプローチ:マスターレスピッキング Eureka AI ビジョンシステムは、ユーザーによるワーク登録やアノテーションを一切必要とせずにピッキングを可能にする。自動車業界では約2年ごとにモデルチェンジが行われ、部品も変更される。従来のシステムでは、そのたびに膨大な時間をかけて画像の事前登録とAIの再学習を行う必要があった。

Eureka AI ビジョンシステムは、この「再学習の手間」を解消するソリューションである。

なぜEurekaが選定されたのか ・多品種・未知ワークを前提とした設計 ・学習レスによる立ち上げ工数の大幅削減 ・将来の品種増加にも柔軟に対応可能

SUBARUの宮入拓執行役員は、「Eurekaのマスターレスピッキングは、課題を根本から解決するブレイクスルー的な技術。また、ベンチャーならではのスピード感と柔軟性をもって実現まで伴走してくれる開発体制にも信頼を寄せている」と述べている。

エウレカロボティックスの石丸広典マネージングディレクタは、「製造業においても高い価値を発揮できることを確認した。SUBARUが当社の先進的な技術を評価し採用してくださったことは大きな自信と励みになる」と述べている。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:ニュース
  • 関連組織:エウレカロボティックス株式会社
  • 製品・サービス:Eureka AI ビジョンシステム