エコモット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:入澤拓也、以下「エコモット」)は、通信型ドライブレコーダーにより取得された走行映像をエッジAIで解析し、クラウドで継続管理する道路点検ソリューション『Miruroad(ミルロード)』(以下、Miruroad)について、2026年3月より開始したプレリリース(先行提供)を経て、2026年9月1日より正式リリースすることをお知らせいたします。

Miruroad正式版リリースのポイント

主要指標 — KEY FIGURES

8.3万円
システム利用料:1台月額8.3万円(税別、通信費込み)
2026
2026年3月より開始したプレリリース(先行提供)を経て、2026年9月1日より正式リリースすることをお知らせいたします。

Miruroad は2026年3月のプレリリース開始以降、北海道内5か所の道路巡視業務で導入され、道路管理者や道路維持管理事業者による実運用を通じて機能改善と運用検証を重ねてきました。国土交通省中部地方整備局の現場試行では高い評価を獲得するとともに、実運用で蓄積したデータを活用してAIモデルの継続的な高度化を推進し、ひび割れの検知性能が向上しました。また、現場ニーズを反映した「二要素認証」および「設定値管理機能のWeb UI化」を実装することで、セキュリティの強化と管理業務の効率化を実現しています。

既存巡回車両を活用したMiruroadの仕組み

Miruroadが解決する課題

1. 道路インフラ管理現場の「見えない」と「残らない」を解決

点検不足の解消:全国の道路管理現場では、人手不足や管理路線の広域化により、十分な頻度での道路点検が困難になっています。Miruroadは、道路巡視や除雪、道路清掃などの日常走行をそのまま点検データへ変換し、AIによる自動解析を行うことで、高頻度かつ効率的な道路モニタリングを実現します。これにより、ポットホールや舗装劣化の早期発見につながり、予防保全型の維持管理を支援します。

客観的記録の不在解消:道路損傷や事故が発生した際には、「いつ、どのような状態だったのか」を示す客観的な証拠が求められます。Miruroadは走行映像と解析結果をクラウド上に継続保存することで、事故や損傷発生前後の道路状況を時系列で確認可能にします。これにより、原因究明や損害賠償対応の裏付け資料として活用することができます。

2. 道路巡視から補修判断までをワンストップでデジタル化

従来の道路点検業務では、現場で収集した情報の整理・報告や関係者間での共有に多くの手間と時間を要していました。Miruroadは、データ取得、AI解析、クラウド共有、補修判断を一気通貫で支援し、情報共有のタイムラグを解消。道路管理業務の省力化と迅速な意思決定を実現します。

先行導入ユーザーからの声

先行導入ユーザーからは、

・「SDカード回収や専用アプリケーションへのデータ取り込み作業が不要となり、リアルタイムに状況を把握できる」

・「発注先の稼働状況の可視化や補修指示のペーパーレス化により、省力化につながる」

・「ポットホール検知時の対応手続きが簡素化される」

・「道路清掃や除雪業務の巡回と同時に点検でき、現場負担が少ない」

・「道路データプラットフォームxROAD(クロスロード)準拠のデータ出力が可能で、既存業務フローにスムーズに組み込める」

といった評価が寄せられています。

さらに、現場からのカスタマイズ要望にも柔軟に対応しており、外部システムとのAPI連携など、利用者の業務課題に応じた機能拡張を継続的に実施しています。そのため、既存業務や将来的なシステム連携にも柔軟に対応可能です。

国土交通省 中部地方整備局の現場試行で高評価を獲得

Miruroadは、国土交通省中部地方整備局が実施するニーズ・シーズマッチングにおける現場試行評価において、総合評価として「NETIS登録に十分な技術である」と評価されました。

従来の目視巡回と比較し、経済性、品質・出来形、施工性で最高評価の「評価A」を獲得。特に、AIによる自動検知による労務コスト削減、点検品質の均一化、事故前後の比較資料作成の効率化が高く評価されています。また、評価報告書では、「道路異常箇所の抽出および事故損傷箇所の判別における作業の省力化が見込め、ニーズの要求事項を満足することを確認した」とされるとともに、「実用段階であり提供可能」との評価を受けています。

正式版で追加された新機能

プレリリース期間中の現場フィードバックに基づき、自治体・官公庁での実務運用に対応する2つの新機能を追加しました。

①二要素認証の実装(セキュリティ強化)

自治体や官公庁の厳格な情報セキュリティ要件に対応するため、二要素認証を実装しました。これにより、道路管理データや解析結果などの重要情報をより安全に管理できる環境を実現しています。

②設定値管理機能のWeb UI化(セットアップ工数の削減)

従来、車両ごとに個別設定を行っていた「解析対象領域(ボンネットの映り込み除外等)」の設定作業を改善しました。Web UI上のドラッグ&ドロップ操作のみで設定が完結するため、導入時の設定工数を大幅に削減し、複数車両への展開が容易になりました。

価格(正式リリース版)

Miruroadの正式リリース版は、以下の料金体系で提供します。

初期費用(機器費用):1台30万円(税別)

システム利用料:1台月額8.3万円(税別、通信費込み)

※計測距離・静止画アップロード容量は無制限、ひび割れ率/IRI/ポットホール解析を含む

既存車両へ端末を設置するだけで利用可能なため、専用計測車両と比較して導入・運用コストを大幅に抑えながら、広域路線を高頻度でモニタリングできます。

今後の展望:NETISへの登録を目指し、全国展開を加速

北海道内での導入実績や国土交通省 中部地方整備局における高評価を踏まえ、NETISへの登録を目指すとともに、同局管内である東海エリア(愛知県・岐阜県・静岡県・三重県)での展開を加速し、全国の道路管理者・自治体への導入拡大を進めてまいります。

関連情報

Miruroadの現場試行結果は、国土交通省中部地方整備局「現場ニーズと技術シーズのマッチング」(道路異常箇所の自動抽出・事故損傷箇所を判別する技術)Webサイトに掲載されています。

▼現場ニーズと技術シーズのマッチング

https://www.cbr.mlit.go.jp/architecture/netis/matching/matching-index.htm

▼NETIS(新技術情報提供システム)

https://www.netis.mlit.go.jp/netis/pubmatch/pubmatch

エコモット株式会社について

エコモットは2007年の創業以来IoT専業のソリューションベンダーとして、センサー・自社開発通信デバイスの提供を行うとともに、多様な顧客ニーズに応じたカスタマイズ、現場での設置ノウハウを提供し、あらゆる「モノ・コト」からセンシングを可能にするソリューションを提供しています。2017年6月に札幌証券取引所アンビシャス市場、2018年6月に東京証券取引所マザーズへ上場。2019年1月にKDDI株式会社と資本業務提携いたしました。

所在地 : 〒060-0031 北海道札幌市中央区北1条東1丁目2番5号 カレスサッポロビル 7階

代表  : 代表取締役 入澤 拓也

設立  : 2007年2月

資本金 : 6億1,796万円(2025年8月末現在)

事業内容: IoTソリューションの企画、およびこれに付随する端末製造

通信インフラ、アプリケーション開発、並びにクラウドサービスの運用・保守に関する業務のワンストップでの提供

URL  : https://www.ecomott.co.jp/

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:製品リリース
  • 関連組織:エコモット株式会社 / NETIS