Aeron Chairに2つの新色を追加

Herman Miller(ハーマンミラー)のAeron Chair(アーロンチェア)は、Bill Stumpf(ビル・スタンフ)とDon Chadwick(ドン・チャドウィック)によるデザインで1994年に誕生して以来、エルゴノミックシーティングのスタンダードを築いてきました。

長く使い続けられるアイコニックなデザインとして知られるAeron Chairは、このたび2つの新色を追加しました。

素材開発と高いパフォーマンス性をさらに進化させるとともに、継続的な研究とサステナビリティへの取り組みを背景に、さらなるアップデートを遂げました。

### 新色のカラー展開

2016年にリマスターモデルが登場して以来、Aeron Chairのカラーパレットは、Onyx(オニキス)、Graphite(グラファイト)、Carbon(カーボン)、Mineral(ミネラル)といった、さまざまな空間に自然に調和するニュートラルトーンを中心に構成されてきました。今回新たに加わるJasper(ジャスパー)とNightfall(ナイトフォール)も、自然界から着想を得たカラーです。

- **Jasper**:自然を感じさせるオリーブグリーン。バイオフィリックデザインの潮流を反映した、ニュートラルカラーな色合いです。 - **Nightfall**:深いミッドナイトブルーの洗練されたカラー。Herman Millerの他プロダクトにも採用されており、空間全体の統一感を高めることが可能です。

Aeron Chairは発売当初、一時的に複数のジュエルトーンカラーを展開していました。しかし当時は素材開発や構造技術に制限があり、カラーを適用できるのはペリクルサスペンション部分のみであったため、ニュートラルカラーのフレームとカラフルなシート・バックレストとの間に明確なコントラストが生まれていました。今回の新たなカラー展開は、ペリクルとフレーム全体を統一したカラーで仕上げられる素材革新によって実現したものであり、視覚的なノイズを抑えながら、空間の中でのデザインの存在感をより高めています。

MillerKnoll Design Strategy DirectorのJoseph White(ジョセフ・ホワイト)は次のように述べています。「私たちの調査では、戦略的な色使いが、職場におけるエンゲージメントや個人の生産性に大きな影響を与える可能性が示されています。統一感のある空間における彩度の高い色彩は、呼吸や血圧、さらには体温にまで影響を及ぼす可能性があります。デザイン、色彩、家具の選択は、個人や組織が環境を向上させ、差別化を図るうえで重要な要素となっています。」

### サステナビリティへの取り組み

Aeron Chairのサステナビリティと革新性への取り組みは、現在もデザインの中核として受け継がれています。2021年、海洋や埋立地に流出していた可能性のあるプラスチックを再利用した素材を取り入れた製品を初めて発表し、その対象として最初に選ばれたのがAeron Chairでした。2026年現在では、2023年6月時点の報告から使用量を2倍以上に拡大し、660トン以上(約7,900万本分のペットボトル相当)のプラスチックを再利用しています。

さらに、フレーム構造には新たなポリマー、樹脂、ナイロン素材を採用し、ポストインダストリアルリサイクル素材やバイオベースナイロンの活用を進めることで、グローバルなカーボンフットプリント削減を図っています。

生成デザインと高度なエンジニアリング技術を組み合わせることで、アルミベースの使用素材を削減することに成功し、従来モデルと比較して1.85ポンド(約0.84kg)の軽量化を実現しました。これらの変更により、Herman Millerの製品脱炭素戦略の一環として、Aeron Chairの平均的なエンボディドカーボン(製造時に排出されるCO₂)が世界平均で12%削減される見込みです。2022年以降、低炭素素材の導入により7,000トン以上のCO₂削減を実現しています。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:新製品
  • 関連組織:Herman Miller / MillerKnoll
  • 製品・サービス:Aeron Chair