一般社団法人リーマンサットスペーシズ(東京都江戸川区西一之江4-3-5、代表理事:後藤悠)が取り組む民間宇宙開発団体「リーマンサット・プロジェクト」(以下、リーマンサット)内のサークル「ポケットキューブサークル」は、英国Glasgowに本拠を置くPocketQube規格衛星の打ち上げサービス事業者 Alba Orbital Ltd. と、自主開発中の1Pサイズ超小型衛星「RSP-P00」の打ち上げに関するLaunch Services Agreement(打ち上げサービス契約)を締結したことをお知らせいたします。

RSP-P00は、Alba Orbital社のPocketQube専用放出機構「AlbaPod」に搭載され、SpaceX社のFalcon 9ロケットによるRideshare(相乗り)ミッションで、2028年上半期に低軌道(LEO)への投入を予定しています。

1. 打ち上げ契約の概要

- 契約主体:リーマンサット・プロジェクト ポケットキューブサークル - 衛星名:RSP-P00(RymanSat Project Pocketqube 00) - 規格:PocketQube Standard Issue 1 準拠 1Pサイズ - 打ち上げサービス事業者:Alba Orbital Ltd.(英国Glasgow) - 放出機構:AlbaPod PocketQube Deployer - ロケット:SpaceX Falcon 9 - 打ち上げ形態:Transporter Rideshareミッション(相乗り) - 投入軌道:太陽同期軌道(SSO) - 打ち上げ予定:2028年上半期(Net 1H 2028)

Alba Orbital社は、PocketQube規格衛星の打ち上げを専門とする世界有数の事業者であり、2026年4月時点でSpaceXおよびRocket Labをローンチパートナーとして11ミッションで累計62機のPocketQube衛星を軌道に投入した実績を有しています。同社が開発したAlbaPodは、2019年12月にRocket Lab Electronロケットによる初飛行で軌道実証を完了した、最多の打ち上げ実績を持つ実飛行検証済みPocketQube放出機構です。

2. RSP-P00衛星の主要諸元

RSP-P00は、リーマンサット・プロジェクト ポケットキューブサークルがオープンソースで開発する最初のフライト機体(プロトタイプ)です。

- 規格:PocketQube Standard Issue 1, 1Pサイズ - 外形寸法:約 50 × 50 × 50 mm(5cm立方) - 質量:約 250 g 以下 - 通信周波数:アマチュア無線 437MHz帯(UHF)/1バンド - 構体材料:アルミニウム合金A5052(CNC機械加工) - 主MCU:STマイクロエレクトロニクス STM32U5A5 - 通信系:Analog Devices ADF7021 トランシーバ + Guerrilla RF GRF5504 PA - 太陽電池:ANYSOLAR SM101K09L 単結晶シリコン太陽電池 - 二次電池:Sony NP-BX1 リチウムイオン電池 - 姿勢制御:受動磁気姿勢制御方式(PMACS:Y軸永久磁石+X/Z軸PC-80パーマロイヒステリシスロッド)

PocketQube規格は、CubeSatの1/8体積、最大質量250gという小型・軽量を特徴とし、教育・研究・民生利用への宇宙アクセス民主化を目的に2009年にMorehead State大学のRobert J. Twiggs教授によって提唱された規格です。標準仕様書「PocketQube Standard Issue 1」は、2018年6月7日にAlba Orbital社、Delft工科大学、GAUSS Srl.の協働により発行され、機械寸法、質量制限、放出機構との機械的インターフェース、レール仕様等が規定されています。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:ニュース
  • 関連組織:Alba Orbital Ltd. / SpaceX / STマイクロエレクトロニクス
  • 製品・サービス:RSP-P00 / AlbaPod