2026年5月18日

報道関係各位

一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC:会長 佐々木 良一)の利用部会(部会長:松下 綾子)は、「スマートフォン利用シーンに潜む脅威 TOP10 2026」を発表します。

2011年のJSSEC設立以来、スマートフォンは欠かせない道具となりましたが、詐欺や不正利用の手口も変化し続けています。利用部会では「スマホを使う人の立場」で場面を整理し、2026年版の脅威を選定しました。選定にあたっては、会員企業とのワークショップや「サイバーセキュリティシンポジウム道後2026」での投票結果を反映しています。

投票結果(TOP3)と最近の動向

### 第1位:生成AIによるフェイク動画・音声 最も脅威として注目されました。本人の声や顔に似せた動画・音声を短時間で作れるようになり、だましの説得力が向上しています。ロマンス詐欺・投資詐欺に加え、「家族や勤務先になりすました急な送金依頼」や「本人確認(KYC)の突破」など、複数の脅威が高度化しています。

### 第2位:フィッシングメール・偽メール 最近はログイン情報だけでなく、認証コードまでその場で奪い取る「リアルタイムフィッシング」が問題になっています。二要素認証を使っていても被害につながるケースがあり、生成AIによって日本語が自然になったことで、不審さを見抜きにくくなっています。

### 第3位:QRコードを用いた詐欺(クイッシング) QR決済や店舗での注文など、日常のさまざまな場面で使われるQRコードが悪用されています。見た目でリンク先を判断しにくいため、チラシや駐車場の精算機などに偽のコードが貼られていると、気づかずに偽サイトへ誘導される危険があります。

サービス提供者側に求められる対策

利用者の注意だけで防ぐには限界があるため、JSSECはサービス提供者(SNS、金融、決済、EC事業者等)に対し、以下の取り組みを強く求めます。

- **なりすまし・詐欺広告への対策強化:** 広告審査や出稿者確認の強化、なりすましアカウントの検知・凍結の徹底。 - **フィッシング耐性の高い認証への移行:** SMS認証等から、パスキー(Passkey)等のフィッシング耐性のある認証への移行支援。 - **多層的な防御設計:** 異常ログイン検知、リスクに応じた追加認証、送金時の注意喚起の徹底。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:調査
  • 関連組織:JSSEC(日本スマートフォンセキュリティ協会)
  • 製品・サービス:スマートフォン利用シーンに潜む脅威 TOP10 2026 / パスキー(Passkey)