抹茶の「表示・分類」に関する基本的な指針の声明

非営利型一般社団法人 International Matcha Association(以下 IMA)は、2026年5月20日、世界的に拡大する抹茶市場の健全かつ持続的な発展に向け、抹茶の「表示・分類」に関する基本的な整理を行った声明を発出しました。

### 1. 背景

近年、抹茶は飲料、菓子、外食、健康分野など、世界中のさまざまな用途で広く利用されるようになっている。一方で、製法・原料・用途の異なる製品が、同一の「抹茶」として流通するケースが増加しており、「何を抹茶として扱うのか」について、国内外で認識の幅が広がりつつある。

このような状況は、短期的には市場機会の拡大につながる一方で、長期的には消費者の信頼及び市場の透明性に影響を及ぼすおそれがあり、製法・原料・用途の異なる製品の扱いに関する慎重な議論が求められている。

### 2. 目的

本声明は、抹茶市場の健全かつ持続的な発展を支えるため、生産・加工現場でこれまで培われてきた抹茶の製法及び特徴を整理し、消費者及び事業者に対する分かりやすい情報提供を進めることを目的とする。

また、特定の基準や規範を定めるものではない。IMAは意思決定を行う立場にはなく、本声明は当法人としての指針を示すものであり、対話の出発点となることを企図している。

### 3. 基本的な整理(抹茶の製法・特徴)

IMAは、以下の考え方を指針として提示する。

- **基原植物**: チャノキ(Camellia sinensis) - **生産**: 被覆栽培により遮光して育成された生葉 - **加工**: 蒸熱により酸化酵素を失活させ、揉まずに乾燥させた茶葉(碾茶) - **製造**: 碾茶を微粉末状に挽いたもの

### 4. 今後の論点

今後、以下の製品群について丁寧な情報共有が不可欠である。

- 被覆碾茶由来の抹茶 - 飲料・加工用途向け粉末茶 - 業務用原料茶 - 用途や製法の異なる各種製品

### 5. 結び

IMAは、生産者、茶業関係者、流通事業者、研究機関、海外関係者、消費者と、本指針を基点とした対話を進めることを通じて、抹茶の表示・分類に関する理解と信頼の向上に取り組んでいく。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:ニュース