近年、生成AIは文章生成や業務支援を担うツールから、個人の文脈や意思を理解し、社会システムと連携して行動を支援する「パーソナルAI」へと進化しつつあります。2025年12月に閣議決定された「人工知能基本計画」(※1)においても、「信頼できるAI(Trustworthy AI)」の実現に向け、AIの社会実装を支えるガバナンスの整備や、産学官の連携による研究開発・制度整備の推進の重要性が示されています。

こうした背景を受け、一般社団法人 Japan Personal AI Forum(所在地:東京都港区、代表理事:馬渕 邦美・馬場 雪乃)は、パーソナルAI時代に必要となる社会基盤の構築およびルール形成を推進することを目的として設立し、本日、設立記者発表会を開催いたしました。

本フォーラムには、産学官から約30名の有識者・実務家が参画しています。東京大学、慶應義塾大学、カーネギーメロン大学、エヌビディア合同会社、株式会社みずほフィナンシャルグループ、株式会社博報堂DYホールディングスなど、多様な分野の専門家が連携し、ガイドラインの策定、共同実証(PoC)、政策提言を推進し、日本発の信頼できるパーソナルAI社会基盤の実現を目指します。

ホームページ:https://www.jpai.or.jp

参画申し込みページ:

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScH52JqCMl8KJVkYf7ipKRMtl-WH2u2xsmwx9apu0twPAr-GA/viewform

※1 参照:内閣府「人工知能基本計画」(令和7年12月23日閣議決定)

一般社団法人 Japan Personal AI Forum 設立背景

政府がAIの社会実装やガバナンス整備を推進する中、生成AIは人とAIの関係を大きく変えつつあります。 今後AIは、文章生成や業務効率化を支援するツールにとどまらず、一人ひとりの予定、嗜好、学習履歴、仕事、健康、行政手続きなどを理解し、本人の意思に沿って行動を支援する「パーソナルAI」へと進化していくと考えられています。

一方で、パーソナルAIが社会に実装されるためには、本人確認、データ主権、長期記憶の管理、代理行為の範囲、安全性、責任分界など、制度・倫理・技術を横断したルール形成が不可欠です。

Japan Personal AI Forumは、こうした課題に対し、産学官が連携しながら、日本発のルール形成と社会実装を推進する実務フォーラムとして設立されました。

代表理事・理事・アドバイザー紹介

一般社団法人 Japan Personal AI Forum代表理事・馬渕 邦美(まぶち くによし)

<プロフィール>

XinobiAI株式会社 共同CEO/一般社団法人Metaverse Japan 共同代表理事

米国でのエージェンシー勤務を経て、デジタルエージェンシーを起業。事業拡大後にバイアウトを実現し、その後、OgilvyOne Japan CEOなど、デジタルマーケティング領域で計4社のCEOを歴任。Meta日本法人では、Instagramの日本市場成長をリード。Deloitte、PwCコンサルティングでは、AI・先端技術・デジタル変革領域における事業開発、経営変革、産業実装を推進し、東京大学松尾研究室との「AI経営寄附講座 / AI Business Insights」の立ち上げにも関与した。

現在は、パーソナルAIの実現を目指すXinobiAI株式会社を共同創業。松尾研究所シニア・アドバイザー、DIP株式会社社外取締役、FLUX株式会社監査役、Japan Spatial Forum共同代表理事として、AI、XR、空間コンピューティング、フィジカルAI領域における社会実装と産業創出に取り組んでいる。著書に『Web3新世紀』『生成AIの衝撃』『AI駆動マーケティング』など多数。AI時代における産業、社会、個人の未来像について、経営・テクノロジー・社会実装の視点から発信を続けている。

<コメント>

このたび、多様な専門分野の研究者や企業、行政・公共分野の皆さまとともに「Japan Personal AI Forum」を設立できたことを大変嬉しく思います。AIは今後、一人ひとりの記憶や意思、データとつながる「パーソナルAI」へと進化していきます。だからこそ、日本発で信頼できるルールや社会基盤を構築することが重要です。本フォーラムでは、産学官が連携しながら、議論だけでなく共同実証や政策提言につなげることで、パーソナルAIの社会実装を推進してまいります。AIが社会インフラとなる時代に向け、日本から信頼されるパーソナルAIの社会基盤づくりを進めてまいります。

代表理事・馬渕 邦美

一般社団法人 Japan Personal AI Forum 代表理事・馬場 雪乃(ばば ゆきの)

<プロフィール>

東京大学 大学院総合文化研究科 広域科学専攻 准教授

AI研究者。博士(情報理工学)。京都大学大学院情報学研究科、筑波大学システム情報系等を経て、2022年より現職。人間とAIの協働を軸に、個人や集団の意思決定を支援するAIおよびHCI技術の研究に従事。人工知能学会理事・編集委員長。IJCAI Early Career Spotlight、東京大学卓越研究員、IPSJ/IEEE Computer Society Young Computer Researcher Award、人工知能学会功労賞など受賞歴多数。著書・分担執筆に『ヒューマンコンピュテーションとクラウドソーシング』『データサイエンスはじめの一歩』『ぼちぼちはたらくAI共生論』など。

<コメント>

パーソナルAIが社会に広く浸透するためには、技術の進歩だけでなく、人が安心して利用できる仕組みやルールをあわせて考えていくことが欠かせません。本フォーラムでは、研究者としての知見を生かしながら、産業界や行政の皆さまと連携し、人とAIがより良い関係を築ける社会の実現に向けた議論やガイドラインづくりに取り組んでまいります。

代表理事・馬場 雪乃

一般社団法人 Japan Personal AI Forum 理事・森 正弥(もり まさや)

<プロフィール>

株式会社博報堂DYホールディングス 執行役員 Chief AI Officer/Human-Centered AI Institute 代表

外資系コンサルティング会社、インターネット企業を経て、グローバルプロフェッショナルファームにてAIおよび先端技術を活用した企業支援、産業支援に従事。

慶應義塾大学 xDignity センター アドバイザリーボードメンバー、日本ディープラーニング協会 顧問、内閣府人工知能戦略専門調査会委員。

著訳書に、『ウェブ大変化 パワーシフトの始まり』(近代セールス社)、『グローバルAI活用企業動向調査 第5版』(共訳、デロイト トーマツ社)、『信頼できるAIへのアプローチ』(監訳、共立出版)など。CIO Award(AI部門)、企業情報化協会 IT賞(経営・業務改革部門)

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:イベント
  • 関連組織:カーネギーメロン大学 / エヌビディア合同会社 / 株式会社みずほフィナンシャルグループ
  • 製品・サービス:パーソナルAI / AIガバナンス