三菱重工業、長崎の訓練用CTV向け最新型ウォータージェット推進装置を受注
三菱重工業は、NPO法人長崎海運人材育成協会の訓練用19総トン型CTV(Crew Transfer Vessel)に搭載されるウォータージェット推進装置を、株式会社沖新船舶工業(本社:長崎県佐世保市)から受注しました。
本船は、日本財団の助成を受けて建造され、長崎市高島沖に整備される国内初の訓練専用洋上タワーを用いた実践訓練(CTV操船・作業員乗り移り訓練・水中調査など)に活用される予定です。
### 最新型ウォータージェット推進装置の特長
今回搭載される最新型ウォータージェット推進装置は、以下の技術的特徴を備えています。
- **高性能ハイドロモデル:** 独自開発した特殊軸流型ハイドロモデルにより、船の推進効率や洋上風車への押し付け推力を向上。 - **操船性能の向上:** 後進操舵装置の改良により、厳しい潮流・波浪条件下での安定した操船を実現。 - **環境配慮設計:** 油を使用しない水潤滑軸受や、油圧配管を船外に出さない構造を採用。
### 高度な操船支援機能
加えて、当社独自の操船支援装置により、作業効率化に貢献します。
- **自動追従機能:** 水上や水中を移動する目標物に自動で追従する機能。移動する水中点検機器の情報をリアルタイムで捕捉し、設定した距離を保ったまま船を自動で追従させることが可能。 - **船位保持機能:** GPSなどの情報に基づき、船の位置や方位を自動で保持する機能。洋上風車付近での長時間の待機や、水中機器の上げ下ろし時に活用。
### CTV(Crew Transfer Vessel)とは
洋上風車(風力発電設備)が設置されている海上の現場と陸上の拠点港を行き来し、作業員や資材、機材を安全かつ効率的に輸送するための専用船舶です。波や風の影響を受けやすい環境下で、作業員の安全を確保しつつ効率的な運用が求められるため、船の操縦性が非常に重要となります。
三菱重工業は、今後も高性能な装置と画期的な操船支援ソリューションを提供し、海洋産業の発展に貢献していきます。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:新製品
- 製品・サービス:最新型ウォータージェット推進装置