「竹中和正先生の投資グループは本物ですか。」

「北島信賢先生を検索したら不安になりました。」

「神谷誠先生のLINEグループで利益が出ていますが、出金するには保証金が必要と言われています。」

このように、「先生」や「アシスタント」を名乗る人物からLINE投資グループへ招待され、送金後になって人物名を検索される方からの相談が、弁護士法人田中保彦法律事務所へ数多く寄せられています。

相談では、竹中和正氏、北島信賢氏、神谷誠氏、大西正志氏、村上英樹氏、澤田豪氏、棚橋俊介氏、船越真司氏、木曽健太郎氏、若松敬一郎氏などが「先生」「講師」「代表」として紹介され、中村トモミ氏、小野美咲氏、松本美恵子氏、佐藤由美氏、永井優子氏、小林由紀氏などが「アシスタント」として登場したケースが確認されています。

一方で、これらの人物が実際に投資勧誘を行っていることを確認したものではありません。

当事務所へ寄せられた相談を分析すると、第三者が実在する人物の氏名や肩書、写真などを無断で利用し、「先生」や「アシスタント」になりすまして信用を得ようとしている可能性が考えられるケースも確認されています。

つまり、送金した相談者だけではなく、氏名を悪用された本人も社会的信用や名誉を損なわれる被害者となる可能性があります。

本記事では、弁護士法人田中保彦法律事務所へ寄せられた相談内容をもとに、先生・アシスタント型LINE投資グループの特徴、送金後に共通して確認された流れ、追加送金で使われた名目、人物名を検索する際の注意点について分析します。

調査概要

調査主体

弁護士法人田中保彦法律事務所

調査方法

当事務所へ寄せられたSNS型投資詐欺・株式投資・FX・暗号資産・金取引等に関する相談のうち、「先生」「講師」「代表」「社長」「アシスタント」などの役割を持つ人物が登場した相談内容

主な分析項目

・先生、講師として紹介された人物名

・アシスタントとして紹介された人物名

・SNS広告からLINEグループまでの導線

・投資グループの運営方法

・出金時に求められた追加送金

・保証金、税金、手数料などの請求理由

・人物名を検索する相談者の傾向

調査目的

送金後に人物名やLINE投資グループを検索している方が、自身の状況と相談傾向の共通点を確認できる情報を提供するとともに、実在する人物や企業の名称を利用した「なりすまし」の可能性について周知することを目的としています。

エグゼクティブサマリー

弁護士法人田中保彦法律事務所へ寄せられた相談を分析すると、先生・アシスタント型LINE投資グループには、次のような共通点が確認されました。

1.「先生」と「アシスタント」が役割を分担している

相談では、先生役の人物が投資判断や売買指示を行い、アシスタント役の人物がLINEでの連絡、入金案内、質問対応などを担当するケースが多く確認されています。

2.SNS広告からLINE投資グループへ誘導される

Facebook、Instagram、TikTok、YouTube、Xなどの広告や投稿をきっかけにLINEへ誘導され、その後グループへ招待される流れが相談で確認されています。

3.人物名を検索する相談者が非常に多い

送金後、

「竹中和正 投資」 「北島信賢 LINE」 「神谷誠 詐欺」 「棚橋俊介 投資グループ」 「木曽健太郎 バークレイズ」

など、先生やアシスタントの氏名そのものを検索して相談へ至るケースが確認されています。

4.実在する人物の名前を利用した「なりすまし」の可能性がある

相談に登場する人物名は、実在する本人による投資勧誘を確認したものではありません。

第三者が氏名や肩書、プロフィール、写真などを無断で利用している可能性も考えられます。

その場合、氏名を利用された本人も社会的信用や名誉を損なわれる被害者となり得ます。

5.出金時に追加費用を請求される相談が共通している

利益が表示されていても、

保証金 税金 手数料 認証費用 信用回復費用 口座凍結解除費用

などを理由に追加送金を求められた相談が確認されています。

6.「今回だけ」「最後です」と説明された後も追加請求が続くケースがある

相談では、「これが最後」「支払えばすぐ出金できる」と説明された後も、別の名目で追加費用を請求されたケースが確認されています。

7.利益表示だけでは安全性は判断できない

相談では、取引画面に利益が表示されていても自由に出金できず、追加送金を求められたケースが確認されています。

画面上の利益表示だけでは、安全性や出金可能な状態であることを判断することはできません。

8.送金後は状況を整理し、追加送金を控えることが重要

出金できない状態や追加費用を求められている場合は、相手の説明だけを信じて送金を続けるのではなく、送金履歴やLINEでのやり取り、投資サイトの画面などを整理することが重要です。

当事務所への相談で確認された「先生・アシスタント名」の一例

先生・アシスタント型のLINE投資グループでは、登場する人物名は異なっていても、勧誘方法や役割には共通点がみられます。

当事務所へ寄せられた相談では、投資判断を行う「先生」「講師」「代表」などの人物と、LINEで日常的な連絡や送金案内を担当する「アシスタント」が役割を分担しているケースが数多く確認されています。

図1 当事務所への相談で確認された「先生・アシスタント名」の一例

本記事で紹介している人物名は、弁護士法人田中保彦法律事務所へ寄せられた相談内容を整理したものです。

掲載された人物が実際に投資勧誘を行ったことを示すものではなく、実在する同名人物が相談内容に関与していると判断したものでもありません。

相談内容からは、第三者が実在する人物の氏名や肩書を利用した「なりすまし」の可能性も考えられます。

人物名だけで判断するのではなく、勧誘方法や出金時の対応なども含めて状況を確認することが重要です。

LINE投資グループで共通して確認された勧誘から出金不能までの流れ

相談内容を分析すると、先生やアシスタントの名前は異なっていても、勧誘から追加送金、出金不能までの流れには多くの共通点が確認されています。

送金後に人物名を検索している方は、ご自身の状況と照らし合わせながらご確認ください。

図2 「先生・アシスタント型」LINE投資グループで相談者が経験した流れ

多くの相談では、SNS広告や投稿からLINEへ誘導され、投資グループへ参加した後、「先生」が投資判断を行い、「アシスタント」が個別に連絡を取るという流れが確認されています。

その後、取引画面には利益が表示されますが、出金時になると保証金や税金などの追加費用を求められ、「これが最後」と説明されたにもかかわらず、さらに別の費用を請求されるケースも確認されています。

人物名は異なっていても、このような流れが共通していることが当事務所の相談分析から見えてきました。

出金時に請求された名目を分析すると共通点が見えてきます

利益を出金しようと

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:調査