8月1日は、水の大切さについて考える「水の日」。そして「打ち水の日」です。

日本と世界で「打ち水」の実施を呼びかける「打ち水大作戦本部」は、日本全国の打ち水の実施状況に関する調査結果を本日初めて公表しました。

主要指標 — KEY FIGURES

956万人
2025年は、推計956万人以上が打ち水大作戦に参加。
25%
2025年は、広島県(25%)、静岡県(24%)などで参加割合が高い。
35%
三重県(35%増)、広島県(23%増)などで増加率が高い(前年比)。
5
2025年、「水道水以外の水のみで打ち水をした」と回答した人の割合は、前年(2024年)より増加し、5割近くに達した。

令和8年版「打ち水白書」は、全国的な打ち水の動向を日本で、いや世界で(おそらく)初めて可視化した試みです。同書は以下の内容についての調査結果をとりまとめています。

1 打ち水の実施状況(打ち水大作戦への参加)

年代別・性別、各都道府県内での参加割合

2025年は、推計956万人以上が打ち水大作戦に参加。

年代別: 10代~30代などでの参加割合が近年上昇中。

都道府県別: 2025年は、広島県(25%)、静岡県(24%)などで参加割合が高い。

三重県(35%増)、広島県(23%増)などで増加率が高い(前年比)。

月別での実施率、打ち水を行う日数

5月以降に増え始め、7月・8月の実施割合がもっとも高く、9月も引き続き高かった(2025年)。

打ち水をしたと回答した人の割合(2025年、各月)

雨の日や寒い日を除いて半分以上の日数、 打ち水をしたと回答した人は7割超。

2 打ち水に使用した水の種類・割合

(打ち水大作戦では、水道水そのまま使うのではなく、お風呂の残り湯などの一度使った水や雨水などの天然の水資源を利用することを推奨しています。)

2025年、「水道水以外の水のみで打ち水をした」と回答した人の割合は、前年(2024年)より増加し、5割近くに達した。

「水道水のみを使って打ち水をした」と回答した人の割合は減少し、3割弱となった。

水道水以外の水としては、「別の用途で一度使われた水(お風呂の残り湯、水洗いに使った水等)」の割合がもっとも高く、次いで「雨水」や「使われていない水(シャワーなどからの出始めの水等)」と回答した人の割合が高くなった。

水道水以外で使用された水の種類(概要)(2025年

3 打ち水を通じた意識・行動の変化(2025年

打ち水したと回答した人の99%が、意識の変化があったと回答。

「猛暑・気温上昇」、次いで「水資源の状況・水道」「身近にある水源」「川や湖などの水辺」「排水」などについての意識の変化を回答した。

意識の変化について回答した人の88%が、行動を起こしたと回答。

「環境や気候の変化について勉強した・調べた」「節水するようになった」「省エネ・節電するようになった」「水道水ではなく、雨水や一度使った水などで打ち水するようになった」について回答した人の割合が高かった。

令和8年版「打ち水白書」

ダウンロードURL: https://uchimizu.jp/files/2026_uchimizu_white_paper.pdf

編集・発行: 打ち水大作戦本部、令和8年8月1日初版発行

○打ち水大作戦本部について

「打ち水大作戦」を立ち上げ、全国的に打ち水の実施を呼びかけている任意団体です(水・環境などに関わるNPOで構成。事務局: 日本水フォーラム(認定NPO法人))。

100万人でいっせいに打ち水をして、その効果を検証する」前代未聞の社会実験「大江戸打ち水大作戦」を2003年に企画・実行しました。

以降、国内外で「打ち水」を呼びかけ(※雨水などの天然の水資源の活用や一度使った水の再利用等による打ち水)。パリ、スペインなど、海外での打ち水大作戦も好評を博しました。

○打ち水大作戦とは <公式サイト: https://uchimizu.jp/ >

江戸時代より受け継がれる庶民の生活習慣「打ち水」に着目し、「水」という資源を上手に活用して、自然の力で涼を得る(気化熱)、みんなで一緒に取り組む「水と環境のソーシャルアクション」。毎年推計800万人以上が参加。

気温上昇などの気候の変化を踏まえ、季節を問わず、暑い日(25℃以上の日)の打ち水の呼びかけ、気候と水循環/水利用に関する学び・知識の普及に向けた取り組みを行う「気候変動対応型 打ち水大作戦」で展開中。

打ち水大作戦2026

主催: 打ち水大作戦本部(事務局: 日本水フォーラム(認定NPO法人))

後援: 国土交通省、環境省、東京都、 九都県市首脳会議環境問題対策委員会(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市)

協力: 東京都下水道局

協賛: (株)建設技術研究所、(株)東京建設コンサルタント、(一社)建設コンサルタンツ協会

オルガノ(株)、(公社)日本下水道協会、(一社)日本建設業連合会、メタウォーター(株)

※狩野学・手計太一・木内豪・榊茂之・山田正「打ち水の効果に関する社会実験と数値計算を用いた検証」(水工学論文集,第48巻,pp.193-198,2004)によれば、正午に、東京都23区内の約265平方キロメートルに散水を行うことによって、最大で2~2.5度程度、気温が低下する、と予測されています(大手町: 約2.2度、練馬: 約2.4度)。

(参考)8月1日「水の日」について

年間を通じて水の使用量が多く、水についての関心が高まるこの時期に、私たち一人ひとりが水の大切さについて考え、健全な水循環の重要性についての理解と関心を深める日として定められており、8月1日を初日とする「水の週間」(8月1日7日)には、国・地方公共団体・事業者・民間の団体が連携し、全国で水に関連した啓発活動が行われます。(国土交通省ホームページ「『水の日』・『水の週間』」参照)

「打ち水の日」は、この「水の日」にちなんでいます。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:社会実験
  • 関連組織:打ち水大作戦本部 / 日本水フォーラム / さいたま市