「Smart Dash(スマートダッシュ)」(運営:株式会社いいんじゃ/本社:東京都渋谷区/Smart Dash事業代表:井口貴文)は、東京ヴェルディ株式会社が運営する「Verdy Sports Innovation Hub」のクラブサプライヤー(イノベーションパートナー)に就任しました。

東京ヴェルディ株式会社が運営する「Verdy Sports Innovation Hub」のクラブサプライヤーにSmart Dashが就任

日テレ・東京ヴェルディ メニーナ(以下、メニーナ)へのサポート内容

メニーナの指定選手を対象に、

陸上競技の現場で培った「走りのメカニズム」をサッカーの競技特性に合わせてカスタマイズした独自のシステムを元に、個々の選手の走りを専門的に分析・改善し、サッカーで活きる「速さ」の獲得をサポートしました。

「初回診断 → 改善支援 → モニタリング」の3ステップで支援

1. 初回診断 — 走りに重要な4つの機能を軸に計測し、各選手の走りの課題を可視化

2. 改善支援 — 診断結果をもとに、各選手の課題に合わせた改善トレーニングと動作の定着を支援

3. モニタリング — 分析→改善を継続的に繰り返し、速くなるため継続的なサポート

プロアマ1,100名以上のデータに裏付けられたSmart Dashの「走りのメカニズム」を元に走りを分析

Smart Dash の走り改善メソッド

Smart Dashは、陸上競技のトレーニングをそのまま他競技に適用するのではなく、まず選手個々の筋力, 瞬発力, 柔軟性といった身体的要素の精密な測定からスタートします。

走行データ(関節角度、ストライド、タイムなど)と身体動作の関係性を、陸上競技におけるプロアマ含む1,100名以上のデータを学習したAIで分析・因数分解し、一人ひとりに最適化されたトレーニングプログラムを処方する点が最大の特徴です。

一方で、私たちはデータやレポートの提供だけには留まらず、AIでは代替できない「人」によるコーチングも重視し、データ分析による形式知と、全国大会出場・優勝経験を持つコーチ陣の経験や感覚に基づく暗黙知まで一貫して提供する体制を構築しています。

専任コーチは、データでは捉えきれない選手一人ひとりの感覚や意識に寄り添いながら、トレーニングの目的や意図、それが競技パフォーマンスや将来の成長にどのようにつながるのかを丁寧に伝えます。選手自身が内容を深く理解・納得した上で主体的に取り組むことで、自ら課題を発見し、改善を繰り返す自律的な成長サイクルを育みます。

AIの科学的分析と、人間だからこそできる動機付けを融合させることで、従来の練習環境にはない全く新しいソリューションを実現しています。

サッカー向け診断について

今回はこれまでの陸上競技の観点に加え、

サッカーの走りで重要な「カーブスプリント測定(曲線走の計測)」を新たに導入しました。

曲線走の計測には海外でも広く使われるSmartSpeedのタイミングゲートを用いています。                参照:https://note.com/vald_jp/n/n580a4ea15ee6

サッカーの試合で最高速に達する場面の約85%は、直線ではなくカーブでのスプリントだとされています(Caldbeck & Dos'Santos, 2022)。

選手は相手をかわしながら曲線を描いて走り、そこから素早く減速します。

得点や守備の場面では、こうした「曲がりながら走り、止まる」動きの質が重要になります。

そこでSmart Dashは、国際的に使われている専用の計測機器(タイミングゲート)で、サッカーコートのペナルティアークに沿った曲線走を計測し次の3点を数値化し分析を行いました。

左右差(非対称性) — ペナルティアークを時計回り・反時計回りの両方向で走り、本人も気づいていない「曲がりやすい向き/曲がりにくい向き」の差を明らかにします。

止まり方(減速)の質 — どれだけギリギリまで速度を保ち、最後に鋭く止まれるかを評価します。減速の質を示す指標では「10〜20%なら良好、20〜25%で平均、25%以上は改善が必要」といった基準が用いられ、選手の現在地を客観的に把握できます。

曲線での走力 — 直線テストでは測れない、試合に直結する「曲がりながら走る力」そのものを計測します。

この計測では「速く走る力」だけでなく、上手に曲がれているか、安全に止まれているかまで、数値ではっきりつかむことができます。

曲がる・止まるという動きの質を早い段階でつかむことができれば、選手のパフォーマンスを伸ばすだけでなく、リスクの高い動きに気づき、ケガを未然に防ぐことにつながります。

カーブスプリント測定(曲線走の計測)の風景

サッカー界におけるスプリント分析の背景

Smart Dashは陸上向けに開発されましたが、事業展開の中でサッカーなど球技での「走り」の需要の高さと、改善を実現するためのソリューションや選択肢が十分に整っていないことが見えてきました。

特にサッカーは、Smart Dashのサービスを受けに来るジュニア世代の中で、もっとも参加者の多い競技でした。

競技特性上スピードやスプリントが重視されながらも専門指導のギャップが顕著な競技です。

分析では、世界トップ級の選手でも100mのタイムが日本の中学生陸上レベルに及ばないことも判明しています。

世界のトッププレーヤーであっても、陸上競技の走りのノウハウをサッカー特有の動作の邪魔にならない形で取り入れることができれば、パフォーマンスをさらに引き出し、競技自体をより進化させることができると考えます。

このように、陸上競技で培われたスプリントの知見をサッカーの競技特性に合わせて応用し、現場の課題を解決すること。

それこそが、Smart Dashと東京ヴェルディが共創する大きな意義であり、今回の取り組みに至る背景となっています。

診断風景自分の診断結果を徹底的に分析動作の定着をサポート

Smart Dash について

Smart Dash事業 代表:井口 貴文株式会社いいんじゃ 代表:渡邉 勇輝

Smart Dash は、研究論文に基づく「走りのメカニズム」の分析を軸に、走りの分析と改善を行う陸上スクールを手がけています。

「データとAIを用いて科学的に走りを速くする」をコンセプトに掲げ、世田谷区・江東区・和光市・川崎など現在関東4会場でジュニア向け「走り診断会」(小学4年生〜中学2年生対象)も開催しています。

個人・団体あわせて年間1,100名以上にご利用いただいており、受講者には400mH全日本選手権準優勝をはじめとするトップアスリートも名を連ねています。

Smart Dashポイント

・元日本選手権メンバーの実績を持つメンバーによるコーチング ・海外大学等を始めとする権威のある研究結果や論文による裏付け ・物理学に則った理論によるスクール設計 ・解剖学の視点による根本的な課題にフォーカスした練習

詳しくはこちらをご確認く

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:提携
  • 関連組織:東京ヴェルディ株式会社 / 株式会社いいんじゃ
  • 原文内の日付:2022
  • 製品・サービス:Smart Dash / 走り診断会