国内最大級のシニア・中高年向けSNS『趣味人倶楽部』を運営する株式会社オースタンスは、「サービス付き高齢者住宅に関するアンケート調査」の結果を公開しました。

近年のシニア世代は、いま自宅にどんなことを感じ、どんな気持ちに共感し、どんな住まいを考えているのか。今回はその実態を数字から分析していきます。

主要指標 — KEY FIGURES

22.4パーセント
50〜70代1,393人のうち、現在住み替えを検討している人は22.4%(312人)。
53.8パーセント
検討している人が共感できる住み替えのきっかけ、「将来の自分に合った生活に早めに慣れておきたい」に共感した人は53.8%で最多。
13.3パーセント
自宅に対して「特になし」と答えた層の住み替え検討率は13.3%。
27.9パーセント
何かしらの不安・不満がある層では27.9%だった。

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◼︎調査サマリ

・50〜70代1,393人のうち、現在住み替えを検討している人は22.4%312人)。

・検討している人が共感できる住み替えのきっかけ、「将来の自分に合った生活に早めに慣れておきたい」に共感した人は53.8%で最多。不安や負担に関するきっかけより多くの人が共感していた。

・自宅に対して「特になし」と答えた層の住み替え検討率は13.3%。何かしらの不安・不満がある層では27.9%だった。

・住み替え検討中の人に限ると、50代は一般的なマンション・住宅への意向が29.6%、70代以上はシニア系住まいが66.2%と、住み替えを希望する住まいの形が大きく異なる。

・理想の暮らしや現在の住まいタイプ別の傾向が見えてきたため、本稿では一部を取り上げる。

調査結果(一部抜粋)

住み替え検討層の半数超が、「早めに慣れたい」に共感

現在、住み替えを「検討している」と回答した312人に対し、もし住み替えるとしたら共感できることを聞いた(複数選択可)。

住み替え検討層が選んだ共感できるきっかけは、次のとおりだった。

将来の自分に合った生活に早めに慣れておきたい:53.8%

家事や食事の負担を減らし、趣味や余暇を楽しみたい:45.2%

病気や怪我、災害など、もしもの時に一人だと不安:36.2%

建物の老朽化や防災面が気になる:31.7%

家や庭の管理や掃除が負担になってきた:20.8%

検討している人の半数を超える53.8%が、「将来の生活に早めに慣れておきたい」に共感していた。 不安や負担への共感も一定数ある一方で、検討層では先に慣れておきたいという気持ちがより広く共有されていた。

※グラフ①参照

今の自宅への不安・不満が「特になし」層の住み替え検討率は約1割。一方、何かしらの不安・不満がある層では約3割

次に、現在の自宅に対して感じることを聞いた(複数選択可)。

自宅への不安・不満などが「特になし」の層では、住み替え検討率は13.3%にとどまった。 一方、何かしらの不安・不満がある層では、27.9%だった。

特になし:住み替え検討率 13.3%

何かしらの不安・不満がある:住み替え検討率 27.9%

※グラフ②参照

同じ住み替え検討中でも、希望する「住まいの形」は年代によって違う

さらに、住み替えを検討している人に、今後の住まいの形を聞いた。

結果を「まだ具体的には考えていない」「一般的なマンションや住宅へ住み替え」「シニア系住まい」に整理すると、年代で大きく傾向が分かれた。

【50代・検討中71人

まだ具体的には考えていない:40.8%

一般的なマンション・住宅へ:29.6%

シニア系住まい:22.5%

【60代・検討中164人

まだ具体的には考えていない:37.8%

一般的なマンション・住宅へ:24.4%

シニア系住まい:32.9%

【70代以上・検討中77人

まだ具体的には考えていない:24.7%

一般的なマンション・住宅へ:5.2%

シニア系住まい:66.2%

※シニア系住まい:サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、シニア向け分譲マンション、シニア向け賃貸住宅、介護付き有料老人ホーム、ケアハウス、住宅型有料老人ホーム、特別養護老人ホーム など

50代の検討は一般的な住宅への意向が強く、まだ具体的に決めていない人も多い。 一方、70代以上の検討ではシニア系住まいが約3分の2を占めた。 「検討しているかどうか」だけでなく、年代ごとに希望する住まいの形の違いを踏まえた情報提供が求められそうだ。

※グラフ③参照

理想の暮らし・いまの住まいから見えること

関連して本調査結果からは、次の傾向も見られた。

理想の老後の暮らしでは、「元気な時も介護が必要な時も安心できる」「同世代の方と気軽に交流できる」「趣味や季節のイベントを楽しめる」などを選んだ人で、シニア系住まいへの意向が比較的高かった。一方、「自然豊かな場所」「都会から近く便利」だけでは、シニア系住まいへの意向は全体と大きく変わらなかった。

また、いまの住まいの形(持ち家一戸建て、賃貸マンション、サ高住など)によって結果を見てみると、賃貸マンション居住者の住み替え検討率が45.3%148人67人)、持ち家一戸建てでは16.2%710人115人)だった。

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シニアDXラボ編集長のコメント

今回の結果から見えてきたのは、シニアの住み替え検討が「不安があるから動く」だけでは説明しきれない、という点です。検討している人の半数超が、「早めに慣れておきたい」というきっかけに共感できると回答しました。

住み替えを促すためには、やはりすでに自宅に何らかの不安や不満を感じている層へのアプローチから始めるべきですが、同じ検討層でも、50代と70代以上では検討内容が大きく異なることにも留意しなければなりません。

住まい・サ高住・シニア向け住宅を扱う企業さまにとっては、「誰に、どのタイミングで、どのような形の住まいを提案するか」を切り分けて考えることが、シニアマーケティングの鍵になります。

シニアDXラボならびに趣味人倶楽部では、住まい・終活関連のサービスを扱う企業さまと共に、引き続きシニア世代への情報発信を行ってまいります。

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◇調査概要

調査名:サービス付き高齢者住宅に関するアンケート調査

調査方法:Webアンケート

調査対象:「趣味人倶楽部」会員および一般のシニア世代(50〜70代)

有効回答数:1,393人

調査期間:2025年10月14日2025年11月14日 調査主体:株式会社オースタンス

趣味人倶楽部とは?

会員数42万人、月間3,000万PVを誇る国内最大級の中高年・シニア向けSNS。50~70代のおとな世代をメインユーザーとした趣味で繋がる匿名制のサービスであり、コミュニティ・イベント・日記などでオンライン・オフラインを問わず活発に交流している。

趣味人倶楽部: https://smcb.jp/

株式会社オースタンスについて

オースタンスは、「歳を重ねて、楽しみがある人生に。」というビジョンを掲げ、シニア世代向けにサービスを展開しています。また、シニア世代向けにサービスを展開している企業に、事業開発/システム開発/集客・グロース支援/CRM設計/CSサポート/調査リサーチ/ユーザー共創などを一気通貫して支援しています。

オースタンス法人向けサービス: https://ostance.com/services/business/

調査・研究機関「シニアDXラボ」について

「シニアDXラボ」は、ITを活用してシニア世代の生活にポジティブな変化を生み出すための、未知の知見の発掘・提言をミッションとしています。趣味人倶楽部を運営する株式会社オースタンスが、保有するシニアの行動データや課題解決の知見を元に、シニアの研究をする専門家に参画いただき、共同で研究を推進します。

調査・研究機関「シニアDXラボ」: https://ostance.com/lab/

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弊社サービスに関する資料請求やお問い合わせ 株式会社オースタンス ビジネスプロデュースユニット メールアドレス:[email protected]

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:アンケート調査
  • 関連組織:株式会社オースタンス / シニアDXラボ