株式会社テックドクター(代表取締役:湊 和修、本社:東京都中央区、以下「テックドクター」)は、研究協力企業の従業員 約2,000名を対象に、約1年3か月にわたり取得したウェアラブルデータを解析し、活動・睡眠・心拍変動に関する年齢・性別ごとの基準値を構築しました。本研究成果は、第99回日本産業衛生学会(2026年5月27日-30日開催)にて口頭発表いたしました。
本研究では、Google Fitbitから取得した延べ50万名・日超のデータを活用し、活動量、睡眠、心拍変動に関する16指標について、日本人就労世代における基準値(中央値および95%予測区間)を構築しました。加齢、性差、気温による変化に加え、既往歴やメタボリックシンドロームとの関連も示唆され、ウェアラブルデータを活用した個人モニタリングや健康指導への応用可能性が示されました。
研究背景 近年、ウェアラブルデバイスによる日常データの活用が進み、健康状態や疾患リスクとの関連が数多く報告されています。例えば、歩数増加により全死亡および慢性疾患リスクが有意に低下することが、15の国際コホート研究のメタ解析で報告されています。また、Fitbit由来の歩数データと糖尿病・高血圧・肥満リスク低下との関連も示されています。
一方、ウェアラブルデータを健康管理や疾患予測に活用するためには、「その値が正常範囲内か」を判断するための基準値が必要です。日本国内では大規模な基準値研究は限定的でした。
研究方法 対象者:企業に勤務する25〜65歳の従業員1,996名(男性1,260名、女性736名) 測定デバイス・期間:Google Fitbitにて2023年1月〜2025年11月まで測定(平均装着期間435日)
研究結果 ・心拍変動(SDNN):若年層では男性の中央値が高く、25歳時点で男性32ms、女性27ms。加齢とともに低下し、男性の低下幅が大きく、60歳頃には男女差が縮小。 ・活動量:歩数は一貫して男性が高い傾向。総身体活動量(TPA)は加齢に伴い増加傾向。 ・睡眠:睡眠時間は男女とも加齢に伴い減少。深い睡眠割合も低下。 ・疾患・健康状態との関連:既往歴あり、またはメタボリックシンドローム基準該当群では、心拍変動の低下および心拍数上昇を確認。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:調査
- 関連組織:Google Fitbit
- 製品・サービス:ウェアラブルデータ解析