近年、訪日外国人観光客は過去最高水準を更新し続けており、宿泊・観光・飲食といった現場ではインバウンドへの対応が日常になりつつあります。その一方で、外国人観光客が滞在中に急に体調を崩した際、現場のスタッフがどこへどう案内すべきか分からず立ち往生してしまうケースは後を絶ちません。
外国人患者の受け入れに対応した医療機関と観光現場をつなぐサービス「Travelers Hospital(とらほす)」を運営する株式会社メディ・エンジンは、宿泊・接客業従事者299名を対象に「外国人観光客の急な体調不良対応」に関するアンケート調査を実施しました。本調査では、6割超が外国人観光客の体調不良対応を経験している一方で、約65%が「外国人を案内できる医療機関を把握していない」と回答し、現場の経験と医療機関情報の整備状況に大きなギャップがあることが分かりました。
調査は、ホテル(37.8%)や飲食店(28.1%)などに勤務する従事者を対象に行われました。勤務エリアは都市部が49.5%、地方観光地が38.1%でした。外国人観光客の体調不良・ケガに対応した経験について、6割超の従事者が「ある」と回答し、症状としては「発熱・風邪症状」が56.8%で最多、次いで「腹痛・食あたり」となりました。
また、対応に自信があるかという設問に対し、54.2%の従事者が不安や困難を感じていると回答しました。困った経験の内容としては、「症状を正確に聞き取れなかった」が69.8%で最も多く、次いで「外国語対応可能な病院が見つからなかった」が41.9%となりました。翻訳アプリでは専門的な医療用語のやり取りが難しく、日常会話レベルの英語力では症状の細部まで把握できないという「言葉の壁」や、外国語対応可能な病院を探す「医療機関情報の壁」が、現場の対応を困難にしている実態が明らかになりました。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:調査
- 製品・サービス:Travelers Hospital(とらほす)