株式会社DeltaX(本社:東京都千代田区、代表:黒岩 剛史)が運営する塾選びサービス『塾選』は、「受験期の恋愛」について調査しましたので概要をお知らせいたします。

「受験期に恋愛をしていると志望校に落ちるのでは…」

そんな不安をもつ高校生は多いのではないでしょうか。しかし、直近3年間に大学受験を経験した先輩たちのリアルな声を集めると、意外な結果がわかりました。

塾選ジャーナルが、大学受験期に交際相手や好きな人がいた高卒生200名に調査したところ、全体の84.0%が「恋愛は受験にプラスだった」と回答。

さらにその中でも「交際相手がいた人」に絞って分析すると、第一志望合格者の約7割が毎日メッセージで連絡を取り合っていました。一方、直接会う頻度で最も多かったのは「週1日程度」。合格を引き寄せる鍵は「我慢」ではなく「連絡と会う頻度のメリハリ」にある可能性が見えてきました。

恋愛は受験の敵なのか、味方なのか。

本記事では調査データと先輩たちのリアルなエピソードから、受験と恋愛を両立させるヒントを探ります。

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受験期に恋愛をしていた200人、その後の受験結果は…

まず初めに、今回のアンケートに回答してくれた高卒生200名の「大学受験の結果」を紹介します。

第一志望合格67.0%!全落ち・浪人はわずか4.5%

「高校3年生で臨んだ大学受験の結果」を尋ねたところ、「第一志望の大学に合格した」人が最も多く67.0%でした。次いで「第一志望以外の大学に合格した」が28.5%となり、合わせて9割以上が何らかの形で大学に合格しています。

一方で「すべての大学に不合格で浪人を選んだ(2.0%)」「すべての大学に不合格で大学受験を断念した(2.5%)」と回答した、全落ちを経験した層は4.5%でした。

恋愛は受験の「敵」か「味方」か? 合否による影響の違い

受験期の恋愛は、受験勉強にどのような影響を与えたのでしょうか。

受験期の恋愛、全体では「プラスになった」の回答が84.0%

※単一回答

受験期の恋愛が受験勉強全体に与えた影響を聞いたところ、「とてもプラスだった(20.0%)」、「ややプラスだった(64.0%)」を合わせ、全体の84.0%が「プラスになった」と回答しました。

「受験の敵」と考えられることもある恋愛ですが、当事者の多くにとってはポジティブに働いていたようです。

第一志望合格層は「恋愛を味方」にできた割合が高い結果に

第一志望に合格した人でプラスの影響を感じた人は87.3%。一方、第一志望以外に合格した人や浪人・受験断念を選んだ人でも77.3%がプラスと回答しました。どちらの層でも、恋愛を肯定的に捉える人が多数派です。

ただし、第一志望合格者の方がプラスの実感は10ポイントほど高く、恋愛をより前向きに受け止めている様子がうかがえます。

最もプラスの影響を感じたのは「モチベーション・やる気」

受験期の恋愛でプラスになったと感じるものを複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは「モチベーション・やる気」で79.5%でした。次いで「息抜き・リフレッシュ」が56.5%、「メンタル・精神面の安定」が51.5%と続きます。

恋人や好きな人の存在が、つらく苦しい受験勉強を乗り切るための原動力になっていた様子がうかがえます。

【交際相手がいた131人を分析】連絡を我慢すれば受かる、は間違いだった!?

恋愛全体としてはプラスの影響が大きいことがわかりました。では実際に付き合っている「交際中のカップル」の場合、受験直前期の過ごし方で合否にどのような差が出たのでしょうか。

今回の200人の内訳を見ると、「交際相手がいた人」が131人(65.5%)、「交際はしていないが好きな人がいた人」が69人(34.5%)でした。さらに大学受験の結果を、交際の有無で分析しました。第一志望に合格した割合は、交際していた人で74.8%、好きな人がいただけの人で52.2%。20ポイント以上の差が見られました。

ここからは交際相手がいた131名に対象を絞り、第一志望に合格した98名と、それ以外の層の33名で受験直前期の行動を比較します。

メッセージの連絡は、第一志望合格者の約7割が「毎日」。第一志望に届かなかった層を大きく上回る

受験直前の3カ月程度のSNSやメッセージアプリでの連絡頻度を比較したところ、意外な結果が出ました。

第一志望に合格した層の68.4%が「毎日」メッセージのやり取りをしていたのに対し、第一志望に届かなかった層で毎日連絡していた人は45.5%にとどまりました。

「受験直前は連絡を断つべき」と思われがちですが、今回の調査では第一志望に合格した人の方が、毎日マメに連絡を取り合っていた傾向が見られました。連絡を我慢して距離を置いた人ほど合格しやすい、という単純な図式ではなさそうです。

【会う頻度】第一志望合格者の半数以上が「週1日以下」。届かなかった層は「週2~3日」が最多

一方、対照的な結果となったのが「直接会う頻度」です。

第一志望合格者は「週1日程度(31.6%)」や「月1~3日(22.5%)」と半数以上が週一回以下と回答しました。それに対し、第一志望に届かなかった層で最も多かった回答は「週2~3日(36.4%)」でした。

第一志望合格者は「LINEなどの連絡は毎日してモチベーションを保つが、直接会って遊ぶのは週1日や月数回に留める」といった自己管理ができていた可能性が考えられます。

両立に効果があったルール1位は「メッセージを送る頻度や時間帯」

交際相手がいた131人の中で、受験と恋愛の両立のためにルールを作っていた人は99人でした。この99人に「最も効果があったルール」を聞いたところ、1位は「メッセージを送る頻度や時間帯(36.4%)」に関するルールでした。次いで「会う頻度やデート(28.3%)」が続きます。

「夜の11時以降は連絡を控えめにしてお互いに勉強に集中することや、日曜日の夕方に1時間だけ一緒に軽くお茶をしてリフレッシュする約束をしていました。」(男性・大学生、第一志望合格)

「平日は夜10時以降は連絡しない、会うのは週末の2時間だけ、受験直前1か月は会う回数をさらに減らすという約束をしました。」(女性・大学生、第一志望以外合格)

「10時間勉強したら電話できるというルールを作っていた。」(女性・大学生、第一志望以外合格)

毎日連絡は取りつつも、ダラダラと時間を奪われないための明確なルール作りが、両立のカギと言えそうです。

恋愛が裏目に出る原因は?先輩たちが明かす「後悔と落とし穴」

受験期の恋愛はポジティブな影響が多い一方で、勉強への支障や後悔につながったケースもあります。先輩たちは具体的にどのような点に悩んでいたのでしょうか。

恋愛がマイナスに影響した項目、1位は「勉強の集中力・質」

アンケート回答者全体の200人に、受験期の恋愛で具体的にマイナスの影響があった項目を聞きました。最も多かったのは 「勉強の集中力・質(34.5%)」、次いで「勉強時間(30.5%)」「生活習慣・睡眠時間(15.5%)」が上位に挙がっています。集中が途切れる、勉強や睡眠の時間が妨げられるといった物理的な影響が中心のようです。

なお、「マイナスになったものはない」と回答した人も32.0%おり、うまくコントロールできていた層も一定数存在しています。

交際相手がいた人では、第一志望に届かなかった層の21.2%が「会う回数を減らせばよかった」と後悔

交際相手がいた131人に対し、受験期の恋愛に対する後悔を尋ねたところ、合否にかかわらず「後悔していることはない」という回答が最多でした。第一志望合格層では66.3%、それ以外では48.5%です。

そのうえで、第一志望合格層と志望に届かなかった層で差が大きかったのが「会う回数を減らせばよかった」という後悔。第一志望合格層ではわずか1.0%だったのに対し、第一志望に届かなかった層では21.2%に上りました。

また、届かなかった層では「もっと連絡を減らせばよかった」も21.2%あります。会う頻度だけでなく連絡の量も含め、勉強の妨げにならない範囲にコントロールすることが両立のポイントといえそうです。

「相手のことを考えて眠れない…」勉強に影響した失敗談エピソード

「相手のことを常に考えてしまい勉強に対する集中力が低下し明らかに勉強の質が低下しました」(男性・大学生、第一志望以外合格)

「夜に相手のことを考えた結果、寝れなくなって受験に悪影響だった」(男性・社会人、すべての大学に不合格)

「好きな相手が指定校で大学が決まっている状態だったから自分の勉強のモチベーションが低下した」(女性・大学生、第一志望以外合格)

受験期の恋愛、二人の絆はどうなる?

続いて、交際相手がいた131人に絞り、受験期を通した二人の関係性の変化を見ていきます。

受験という壁を乗り越え、約75% が「絆が深まった」と回答

受験期を通して相手との絆や関係性がどのように変化したかを聞いたところ、「深まった(40.5%)」「やや深まった(34.4%)」を合わせて74.9% の人が関係性が良くなったと回答しました。困難な目標に向かって一緒に努力した経験は、二人の絆を強くする傾向があるようです。

励まし合う、一緒に帰る。支えになったエピソード

「塾の自習室の帰りに少しだけ一緒に帰る時間が毎日の何よりの楽しみでした。お互いに辛い模試の前やスランプのときでも励まし合うことで、最後まで高いモチベーションを保って受験勉強をやり抜くことができました」(男性・大学生、第一志望合格)

「一緒に帰る約束が励みになって、塾の自習室で最後まで残れた。眠くても『今日は一緒に帰る日だし頑張ろう』と思えて集中できた」(女性・社会人、第一志望以外合格)

大学生から受験生へ!「受験」と「恋愛」両立のアドバイス

「恋愛は必ずしも受験の邪魔になるわけではなく、上手に対策やルールを決めれば最大の原動力になります。お互いを尊重し合いながら一緒に頑張れる存在がいることはとても心強いので、自分のペースを守りながら大切に向き合ってください」(男性・大学生、第一志望合格)

「お互いの価値観が一致しているとは限らないため、自分はどうしたいのかを伝えあってルールを決めておいたら上手くいくのではないかと思います」(女性・大学生、第一志望合格)

まとめ

調査から、受験期の恋愛は決して「敵」ではなく、向き合い方次第で「味方」になる可能性が高いことがわかりました。

特に交際中のカップルの場合、第一志望合格者に多かったのは「我慢して一切の連絡を断つ」スタイルではありません。毎日の連絡でモチベーションを高め合い、直接会うのは週1日程度に留める。そんなメリハリをつけている人が目立ちました。

ダラダラと時間を過ごすのではなく、お互いの目標を尊重し、明確なルールを話し合って決めることができれば、受験も恋愛もより良い方向へ進められるかもしれません。

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調査概要

主要指標 — KEY FIGURES

84.0%%
全体の84.0%が「プラスになった」と回答
200名名
高卒生200名に調査
67.0%%
第一志望の大学に合格した人が最も多く67.0%
4.5%%
全落ちを経験した層は4.5%

調査対象:大学受験期に交際相手または好きな人がいた、2023〜2025年に大学受験を経験した 高校卒業生200名

調査期間:2026年8月

調査方法:インターネット調査

調査レポート名:「受験期の恋愛に関する実態調査」

※掲載している内容を引用する場合は「塾選ジャーナル調べ:『受験期の恋愛に関する実態調査』」と明記し、『塾選ジャーナル』(https://bestjuku.com/shingaku/s-article/71265/)へのリンク設置をお願いします。

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