日本の工藝に宿る美意識を現代に再解釈し、建築、アート、コミュニケーションなど、領域やスケールを越えたものづくりを展開する株式会社KASASAGI(本社:東京都中央区、代表取締役社長:塚原 龍雲、以下「当社」)は、2026年9月16日(月)から10月11日(日)まで、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する展覧会「山水郷のデザイン6 - Crafting Futures(以下「本展」)」に出展します。9月22日(火・祝)に開催されたオープニングトークには当社代表の塚原 龍雲が登壇し「工藝を、モノや技術としてではなく“フィロソフィー・思想”として捉え直すこと」についてパネルディスカッションを行いました。

【出展の背景】

主要指標 — KEY FIGURES

2026年9月16日
2026年9月16日(月)から
10月11日
10月11日(日)まで

山水郷とは、土地の恵み="山水”と、人のつながりによって豊かな日常の営みが生まれ、育まれている場所="郷(さと)”を意味する造語であり、本展はその土地から見出した固有の価値を、ものづくりや活動を通して拡げているクリエイターを紹介する展覧会です。近年、世界的に工藝やクラフトへの関心が高まり、その価値が改めて見直されています。社会課題の解決を起点とする「デザイン志向」、新たな課題や価値を見いだす「アート志向」を経て、多様な価値観や技術、地域性が一つの文脈でつながる時代へと移り変わる中、次の時代を切り拓くヒントが工藝に宿っていると当社は考えています。

本展テーマ「Crafting Future」における“クラフティング”は、単にものをつくる行為にとどまらず、未来をつくっていく態度や精神性そのものを意味します。当社は、全国各地の工藝職人と向き合いながら、若い感性と行動力をもって大企業との協業にも取り組んできました。大きな未来を描く構想力と、地域に根を張り一つひとつ実践する姿勢の両面を併せ持ち、工藝の未来を担う企業の一つとして選出され、このたび出展することとなりました。

【当社の展示内容「Philosophy of KOGEI」について】

工藝とは一人の意思ではなく、素材や風土、職人などあらゆる関係性の中で立ち上がるもの。当社はそのアプローチの中にこそ、工藝の真の姿を見出してきました。本展は私たちの旅路と挑戦をもとに工藝を紐解く試みです。私たちが考える工藝思想と、これからのものづくりの可能性を展示します。

【オープニングトークについて】

本展のオープニングトークでは、株式会社日本総合研究所 チーフスペシャリストの井上 岳一氏と東京藝術大学教授・デザインジャーナリストの藤崎 圭一郎氏がモデレーターを務め、当社代表の塚原 龍雲が同じく本展に出展している「ハタオリマチのハタ印」総合ディレクターの高須賀活良(たかすか・かつら)氏、および、ファッションブランドtamaki niimeを展開する玉木新雌(たまき・にいめ)氏と登壇しました。

当日は「私たちは、どんな世界を美しいと思うのか。その世界をどのように自分たちの手でつくっていくのか」についてトークセッションを行いました。塚原からは、工藝を単なる技術や「もの」ではなく、素材との向き合い方や仕事観、美意識、生き方までを含む「思想」として捉えていることを紹介しました。また、木や土などの自然素材は人の思い通りにはならないものであり、ものづくりとは素材の性質に耳を傾け、その「ままならなさ」と折り合いながら形にしていく営みであること、それは事業や組織をつくることにも通じると語りました。さらに、「美しいものをつくること」と「経済合理性」のどちらかを選ぶのではなく、わずかでも美しさを優先する姿勢を大切にしながら、工藝に宿る美意識を建築やアート、素材、空間、そして現代の暮らしへとつないでいくことについて、高須賀氏・玉木氏と意見を交わしました。

オープニングトークの様子はYouTubeにてご覧いただけます。

前編(展示紹介):https://youtu.be/FgYauJAqoeY

後編(クロストーク)https://youtu.be/Br5KFR0hXO8

当社は今後も工藝の可能性を信じ、職人・企業・地域をつなぎながら新たな未来を形にする挑戦を続けてまいります。また、日本の素材や技術、美意識を現代の建築や空間、アート、オブジェへと昇華し、次世代の文化をつくる「KOGEI MAISON」として「KOGEI=自然や素材、人の手、時間と調和しながらものをつくる思想」のもとで新しい需要と文化を生み出し、工藝がこれからの暮らしや社会の中に息づき、次の世代へと受け継がれていく未来を目指してまいります。

【展覧会 開催概要】

名称:山水郷のデザイン6 - Crafting Futures

英語名称:Design of SANSUIGO 6 - Crafting Futures

会期:2026年9月16日(水)- 10月11日(日)

11:00-20:00/休廊日10月4日(日)

料金:入場無料

会場:GOOD DESIGN Marunouchi

(東京都千代田区丸の内3-4-1新国際ビル1F)

https://marunouchi.g-mark.org/

ディレクター:井上 岳一(株式会社 日本総合研究所 チーフスペシャリスト)

藤崎 圭一郎(東京藝術大学教授・デザインジャーナリスト)

主催:公益財団法人日本デザイン振興会

<株式会社KASASAGIについて>

株式会社KASASAGIは、日本の工藝に宿る美意識を現代へと受け継ぎ、土地に根ざした素材や技術、先人から受け継がれてきた知恵と向き合いながら、それらを現代の暮らしや社会へとつなぐ、新たな創造に取り組んでいます。工藝事業者として唯一、一級建築士事務所および特定建設業の許可を有し、設計から施工までを一貫して担う建築領域をはじめ、伝統工藝の素材や技術を建材やアートとして空間に落とし込むデザイン領域まで、スケールを越えたものづくりを展開しています。また、2026年にはブランディングを専門とするNONVERBAL, Inc.がKASASAGIに参画。企業や地域が受け継いできた文化や美意識、その背景にある物語を読み解き、新たな価値として再編集するコミュニケーション領域へと活動を広げています。

私たちは、工藝を単なる技術やものづくりではなく、人と自然、そして時間が美しく調和するための思想であり、術であると考えています。その思想をさまざまな創造を通じて社会に実装し、次の時代の豊かさのかたちにしてまいります。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:press_release
  • 関連組織:公益財団法人日本デザイン振興会 / tamaki niime / NONVERBAL, Inc.