株式会社 otonoha(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:稲畑伸一郎、以下「otonoha」)は、半田市(愛知県)、株式会社 図書館総合研究所(本社:東京都文京区、代表取締役社長:廣木響平、以下「図書館総研」)、TOA株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:谷口方啓、以下「TOA」)と協働し、半田市立図書館にて2026年2月初旬から3月中旬にかけて、館内の音環境に関する実証実験を実施しました。

期間中に来館者を対象として行ったアンケート調査(回答161名)をもとに、「静寂が前提」とされてきた図書館空間において、音や会話を一定程度許容する新たな利用スタイルが受容されるか、また来館者の体験にどのような影響を与えるかを検証しました。

本実証でotonohaは、音環境設計ならびにサウンドシステムの提供・設置・運用を担い、半田市、図書館総研、TOAと連携して、改修工事を伴わず“音”で空間の使われ方を段階的に整える手法の有効性を検証しました。

館内には植栽型サウンドデバイス等を配置し、音環境の違いによる利用者評価の変化を比較できるよう、図書館1階には以下の3つの実験エリアを設置しました。

・エリア① 音あり読書エリア:自然環境音やBGMを流し、周囲音をマスキングし緊張感を緩和 ・エリア② 音なし読書エリア:従来型の静寂環境で、比較対象として設置 ・エリア③ 会話可能エリア:BGMを流しながら小声での会話を許容

実証実験の主要ポイント

1. 音・会話を許容する環境は一定の支持を獲得 エリア③ 会話可能エリアの設置については、賛成が60.4%となり、過半数の支持を得る結果となりました。

2. 静かすぎることへの潜在的不満が顕在化 図書館の音環境イメージについては、「静かすぎて気を遣う」と回答した人が約41%にのぼり、静寂が心理的負担となっている状況が確認されました。

3. 自然環境音によるマスキング効果は高評価 エリア① 音あり読書エリアでは、「周囲音が気にならなかった」が69%、「快適」が68%と高い評価でした。

4. エリア間の音漏れが課題 エリア② 音なし読書エリアでは、利用者の27%が他エリアからの音漏れを「気になる」と回答しており、今後の課題となりました。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:調査
  • 製品・サービス:植栽型サウンドデバイス / サウンドシステム