HR SaaSを提供する株式会社Scale Technology(本社:広島県広島市、代表取締役CEO:澤田ありさ)は、全国の役職経験者501名を対象に「部下マネジメントと生成AI活用に関する調査」を実施しました。

調査の結果、役職経験者の60.5%が部下育成・マネジメントで悩んだ経験を持つ一方、その相談先は限られており、30.9%は「誰にも相談していない」ことがわかりました。また、部下の悩みを生成AIに相談したことが「ない」人は73.9%にのぼり、その最多の理由は「AIに相談するという発想がなかった」(25.3%)でした。

調査結果サマリー

主要指標 — KEY FIGURES

73.9%
部下の悩みを生成AIに相談したことが「ない」
60.5%
役職経験者の60.5%が部下育成・マネジメントで悩んだ経験あり
30.9%
悩みの相談先は「誰にも相談していない」が30.9%
50.3%
部下の特性診断データを活用したAI相談サービスの利用意向は50.3%

・役職経験者の60.5%が部下育成・マネジメントで悩んだ経験あり

・悩みの相談先は「自分の上司」37.5%が最多。一方で30.9%が「誰にも相談していない」

・部下の悩みを生成AIに相談したことが「ない」は73.9%

・相談したことがない理由の最多は「AIに相談するという発想がなかった」25.3%。「使い方がわからない」は7.4%にとどまる

・部下の特性診断データを活用したAI相談サービスの利用意向は50.3%

役職経験者の60.5%が、部下育成で悩んだ経験を持つ

【図版1】部下育成・マネジメントで悩んだ経験(n=501)

部下育成・マネジメントで悩んだ経験について聞いたところ、「頻繁にある」15.0%、「ときどきある」45.5%を合わせ、60.5%が悩んだ経験を持つと回答しました。

悩んだ経験のある年代別では、30代が80.6%と最も高く、次いで40代62.6%、20代62.5%、60代59.4%、50代55.6%となりました。

悩みの上位は「部下個人の特性」に関するもの

【図版2】部下に関する悩み13項目「とても悩む」「やや悩む」の合計(n=501)

部下に関する13項目の悩みについて4段階で聞いたところ、「とても悩む」「やや悩む」の合計が高かったのは以下の項目でした。

1位:うそやごまかし、ルール軽視が見られる部下への対応 59.5%

2位:自分の権利や希望を強く主張する部下との折り合い 57.5%

3位:プライドが高く、指摘を素直に受け入れない部下への対応 57.3%

4位:自分の利益や都合を優先し、チームに協力しない部下への対応 56.3%

4位:ハラスメントにならない指導方法 56.3%

6位:指示に従わない・反発する部下への対応 56.1%

上位項目の多くは、業務スキルや手順ではなく部下個人の行動特性に関する悩みです。研修やマニュアルで標準化しにくい、個別性の高い領域に悩みが集中していることがわかります。

相談先は限られ、30.9%は「誰にも相談していない」

【図版3】部下に関する悩みの相談先(複数回答・n=501)

部下に関する悩みの相談先を聞いたところ、「自分の上司」37.5%が最多で、「同僚・他部署の管理職」28.9%が続きました。一方で「誰にも相談していない」が30.9%と2番目に多い結果となりました。

「誰にも相談していない」と回答した割合を属性別に見ると、経営者・役員では54.3%94名51名)、従業員10名未満の企業では56.4%101名57名)と高くなっています。組織内に相談できる上位者や同格者が少ない環境ほど、相談していない傾向がうかがえます。

生成AIは、まだ相談先になっていない

【図版4】生成AIへの相談経験と、相談したことがない理由(n=501)

部下の悩みを生成AIに相談した経験を聞いたところ、「ない」が73.9%を占めました。「よくある」は9.0%、「数回ある」は17.2%です。

年代による差は大きく、相談経験がある人は20代で68.8%、30代58.3%に対し、50代23.1%、60代13.9%にとどまりました。

相談したことがない理由として最も多かったのは「AIに相談するという発想がなかった」25.3%でした。次いで「人に相談する方がよいと思う」21.8%、「的確な答えが返ってくると思えない」20.0%と続き、「使い方がわからない」は7.4%にとどまりました。

利用が進んでいない要因は、操作スキルの不足ではなく、そもそも相談先の選択肢として認識されていないことにあると考えられます。

AIを使った人の評価も限定的。不足は「個別性」

生成AIに相談した経験がある人の評価を見ると、「とても役立った」は4.8%501名24名)にとどまり、「少し役立った」13.0%65名)が最多でした。

十分に役立たなかった理由として挙げられたのは、「一般論的なアドバイスにとどまった」8.6%43名)、「自社の事情に合わなかった」7.6%38名)、「部下本人の性格や状況を踏まえていなかった」7.0%35名)でした。一方、「回答が信用できなかった」は2.4%12名)にとどまっています。

不満の中心は回答の信頼性ではなく、個別の文脈を踏まえられないことにあります。

特性診断データを活用したAI相談には50.3%が利用意向

【図版5】特性診断データを活用したAI相談の利用意向と、AIに求める回答(n=501)

部下の特性診断データを活用したAI相談サービスについて聞いたところ、「ぜひ利用したい」11.8%、「やや利用したい」38.5%を合わせ、50.3%が利用意向を示しました。

AIに求める回答としては「似た事例の紹介」34.9%、「部下への具体的な声かけの例文」33.5%、「対応の手順・ステップ」33.1%が上位に並び、「共感して話を聞いてくれること」は20.2%でした。求められているのは共感ではなく、そのまま実行できる具体的なアクションであることがわかります。

総括

本調査から、管理職が直面する課題には2つの構造があることが明らかになりました。

ひとつは、悩みの多くが部下個人の特性という個別性の高い領域にありながら、相談先が限られていること。もうひとつは、生成AIが相談先として認識されておらず、利用した場合も「一般論にとどまる」「部下本人の性格や状況を踏まえていない」という評価にとどまることです。

この2つは、いずれも部下個人の情報を前提とした助言が存在しないという同じ要因に行き着きます。当社は、部下の特性をデータとして可視化し、それを前提に具体的な対応策を提示できる仕組みが、管理職の実務を支えるうえで必要だと考えています。

「PitA(ピタ)」について

PitA(Personal Identity Talent Agent)は、株式会社Scale Technologyが提供するBtoB向けHRアセスメントツールです。2026年6月に正式ローンチしました。

性格特性(先天)と行動特性(後天)の2軸、およびそのギャップを測定し、会社用・上司用・本人用の3種類のレポートを提供します。上司用レポートでは、部下一人ひとりの特性を踏まえた関わり方を確認できます。

2026年9月には、測定結果をもとに部下への対応を相談できる「PitA CHAT」の提供を予定しています。

PitA URL:https://scaletech.jp/pita

※PitAのレポートは、部下の理解と関わり方の改善を目的としたものであり、人事評価の意思決定には使用しません。

調査概要

調査名:部下マネジメントと生成AI活用に関する調査

調査対象:全国の20〜60代の男女で、役職経験のある方

有効回答数:501名

調査期間:2026年8月実施

調査方法:インターネット調査

調査主体:株式会社Scale Technology

※本リリースの数値は、小数点第2位を四捨五入しています。合計が100%にならない場合があります。

※複数回答の設問は、回答者数を母数とした比率です。

※本調査結果を引用いただく際は、出典として「株式会社Scale Technology調べ」と明記してください。

会社概要

社名:株式会社Scale Technology

URL:https://scaletech.jp/

設立:2025年4月

資本金:100万

所在地:広島県広島市

代表者:代表取締役CEO 澤田ありさ

事業内容:HR SaaSサービス

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:調査結果
  • 関連組織:PitA